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#4889 Re: グラウンドアンカーとロックボルトの併用について
・すべり形態について
崩壊事例より、岩すべりは直線すべりで、砂礫は円弧すべりで検討する場合が多いです。
・併用是非について
アンカーは初期緊張を与えて崩壊を抑止します。
一方、鉄筋挿入工は初期緊張を与えないため、土塊がある程度変位した後に抑止力を発揮します。
よって、土塊滑動時の対策工の効果発揮は、以下の流れが想定されます。
①土塊静止時:アンカー初期緊張力のみ
②土塊滑動超初期:アンカー力全体
③土塊滑動、変位中:アンカー力全体+鉄筋挿入(=計画抑止力)
机上ですが、②の段階で、土塊滑動力が必要抑止力に達するという最悪のケースを考えた場合、
→②の段階で土塊滑動力が必要抑止力に達する
→この時点で効果を発揮するのはアンカーだけのため、アンカーだけでは抑止力が不足しアンカーが破断
→よって変位しはじめる③の段階では、効果を発揮するのは鉄筋挿入だけのため、鉄筋挿入も引き抜かれる
→崩壊・・
よって「一つのすべり土塊」の抑止対策としては、上記工法の併用は望ましくないと考えます。
ま、鉄筋挿入が使えるような小規模崩壊の場合には、実際は問題ないんでしょうけど。。。
(大きな土塊をアンカーで抑止した上で、その表層崩壊を鉄筋挿入で抑止するのは、あり)