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■セメント、水、空気にも体積はあります。
それらを合計すると、配合1m3あたりのフレッシュコンクリートの体積は、
ほぼ1.0m3(0.996m3)になります。

セメント:0.42/3.2=0.131m3
砂   :1.532/2.6=0.589m3
水   :0.231/1.0=0.231m3
空気量 :0.045m3

■一方、空気や水は打設後は残らないじゃないから体積に入れるのはおかしいのでは?と
感覚的に思いますが、1m3の型枠にフレッシュコンクリートを打ち、養生すると、
できたコンクリート構造物が0.7m3になったという話は聞きませんので、
1m3で配合したコンクリートは、打設後、構造物としても1m3として残ると
考えて良いと思います。(標準のコンクリートの収縮率は650〜800×10^-6とされています)

■設計数量に対する使用数量が1.2程度というのはまた別の話で、出来高に対する余裕分だとか、吹付だとはねえりによるロスとかが一般的にそれくらいになるという話では
ないでしょうか。

■まとめると、
「1m3で配合したコンクリートは1m3の構造物となる。ただし実際の施工では出来形余裕、はねかえりなどによる材料ロスが生じるので、セメント等材料の使用数量は
1.2倍前後になる。」
という考えでよいのではないでしょうか。

コンクリートが専門ではないので感覚的な話しかできず、すいません。

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