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「質問内容確認」
場試験施工でも配合を変え、強度の発現を確認しました。現場での配合量の決定に当たっては、現場で設計基準強度が得られる配合量を採用してよろしいのでしょうか?
地盤のばらつきや不確実性を考慮し、現場で得られた設計基準強度に対応する配合量を割り増しすることはしないのでしょうか?
ご教授ください。

「地盤のバラツキや不確実性を考慮して割り増しの件」
事前に、室内試験、配合を変えての試験打ちを行って設計基準強度を確保されておれば配合の割り増しをしないのが通常です。
但し現実の地盤が場所により大きく変化しているか(地質縦断図での判断)、埋立て地盤(大きく違う事がある)、などにより割り増しをするか否かを責任技術者の判断で決める必要があります。
又、地盤改良盤の目的(構造物の基礎かどうか、滑りなどの地盤の補強のみか、仮設か)、重要度などを判断する必要があります。
その他以下の事についても判断の資料(第三者を納得させる根拠)でも判断する必要があります。

1、室内試験の土砂は、施工場所をボーリングして得られた材料でしょうか。
2、試験施工で、実際に試験杭をボーリングして得られた試験体でしょうか。事後の
試験(ボーリング採取しての試験)もやるのでしょうか。
3、試験杭そのものに対して、載荷試験をやられたでしょうか。実施工後はやるのでしょうか。

上記を、計画段階、設計段階、発注段階(仕様書)、施工計画書段階で明確にしておく必要があります。私の経験から、そこまで文書化されていないのが実情です。
請負段階で、これらを施工計画書、試験計画書、試験報告書、事後試験の計画、実施報告書などで明確にして(計画、実施、チェック、アクション)おくことが重要です。

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