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N値と平板載荷試験の関係はそれほど単純とは思えません。
状況がわからず多くの仮定をしながらのコメントになりますがご容赦下さい。

構造物は、橋脚という事ですので、道路橋示方書に則った設計と言うことでよろしいでしょうか。
平板載荷試験を実施すると言うことは、直接基礎ということでよろしいでしょうか。
地盤条件は、「砂れき」もしくは「岩」だということでよろしいでしょうか。
設計計算書がどうなっているのか分からないので想像で記載します。

以上の前提で話をすすめます。

●N値と極限支持力の関係
道路橋示方書では、直接基礎の安定照査は「転倒」「滑動」「支持力」について行うことになっています。
この内「支持力」については、
(1)Terzaghiの「極限支持力式」による照査
(2)最大地盤反力度の上限値
の照査があります。

上の「(2)最大地盤反力度上限値」については、地盤種別で決まっているもので、N値とは関係ありません。
(1)極限支持力式については、平たく言うと地盤定数(c、φ、γ)で決まってきます。
地盤定数の推定方法は様々ですが、N値から推定する方法が数多く行われています。

N値と極限支持力の関係は、間に地盤定数の推定を介していることが多いです。

●道示における平板載荷試験による確認
道路橋示方書では、
平板載荷試験により、地盤の極限支持力を判定し、
Terzaghiの極限支持力式で設計の地盤定数(c、φ)を確認する旨の
記載があります。

平板載荷試験結果とN値の関係についても、
間に地盤定数を介して確認する必要があると考えます。

●N値30以上
>標準貫入試験は試験器の性質から信頼できるN値は30ぐらい

例えばN値50であっても、砂れきや岩であれば、レキ障害や換算N値等、
標準貫入試験結果の解釈について留意する必要があると思いますので、
地質調査結果を今一度理解した上で判断されるのが良いと考えます。

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