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#3520 検討案
海際で、海面-20m程度の地中に、40m×20mのボックスを施工したことがあります。
そのときは、海中での掘削のため仮設としてディープウェル+鋼管矢板(一重)で計画されていましたが、当然永久の止水は見込めないため、永久的な漏水対策としてボックス躯体表面全体に止水シートが当初より計画されていました。
漏水を懸念されているのであれば、以下の手順で協議されてはどうですか?
?まず、「一般的に」現計画では恒久的な止水効果は見込めないことを、資料をもって示す。
(躯体壁厚・計画深度・水位を考慮した漏水検討、既往漏水事例、既往対策事例などを整理)
?その上で、止水シート等の止水対策を概算費用と共に提案。
(事例があるならいいですが、永久にポンプアップするというのは維持管理面からも現実性に欠けるような気がするので。。ポンプは万が一時のために残置。)
?を発注者に認識させることができれば(=発注者が、第三者に、税金で費用を負担するのが妥当であると説明できる資料を整理してあげられれば)、増額による止水対策は可能と思います。
逆に、普通の技術者なら納得できる資料がそろわないのであれば、
止水対策は必要不可欠ではないということなのではないのでしょうか。
設計した、もしくはお付き合いがあるコンサルタント会社に相談されてはいかがですか?
なお、前述の施工例は、埋戻し、ディープウェル停止後に若干の漏水があり止水注入で対応したものの、その後は目立った漏水はないと聞いております。
ちなみに躯体壁厚は1.7mでした。