新しいコメントの追加

ユーザー 匿名投稿者 の写真

このバザンの式は次に示すChezyの平均流速公式から流水の底面(壁面)流速を計算する式で、係数の16に粗度係数などが含まれている経験式のように思われます。
現在はあまり使われていないと思います。
底面(壁面)流速)は何を意味しているのか不明ですが、絶対粗度kが粘性底層δより大きい完全乱流の場合の絶対粗度kか粘性底層δ付近の流速でしたら水理公式集に示されている流速分布の公式から計算できます。
念のため底面(壁面)に働く摩擦力を理解して頂くために等流公式を以下に説明します。
等流とは「流そうとする力(重力)」と「流すまいとする力(抵抗力)」がつり合って水深も流速も一定になる流れで、一様断面(何処でも水路の断面形状が同じ)、直線水路(縦断でも平面でも直線の水路)で生ずる。
等流の平均流速公式はこの二つの力がつり合うと言う条件から導かれる。
水路方向に流そうとする力は、流積(流水断面積)をA、流れ方向の長さをΔx,水路の傾斜角をθ、水の密度をρ、重力の加速度をgとすると ρgAΔx(sinθ)である。
水路方向に流すまいとする力は、潤辺(水と固体壁が接する摩擦力が働く部分の水路横断面での長さ)をS,流れ方向の長さをΔx、潤辺に働く平均摩擦力をτ0とすろと τ0×SΔxである。  また流積Aを潤辺Sで割った値を径深とか動水半径とか呼んでR=(A/S)で表す。
「流そうとする力」と「流すまいとする力」が等しい場合は
 τ0×SΔx =ρAΔxg(sinθ) すなわち τ0 =ρg R(sinθ)となる。
一方摩擦力τ0と流れの平均流速Vの間には等流の場合 τ0 =(f'/2)ρV^2 なる関係が成立する、f' は抵抗係数とか摩擦損失係数(Friction Factor)という。
両者が等しいとしてτ0 =ρgR(sinθ)=(f'/2)ρV^2 となり、
平均流速公式 V=C(Rsinθ)^(1/2) となる。
上記の等流の平均流速公式 V=C(Rsinθ)^(1/2) はChezyの公式と言いますが、現在は、これを実測値で修正したManning公式が一般に使われています。
水路床や水路壁での流れは粘性底層(層流底層)などと呼ばれ、粗度との関係で完全乱流になるかの判断がされています。
これらの摩擦力の他に水路床や水路壁に衝突する流れの力や逆に水路壁に負圧を生ずる流れもありますのでご検討下さい。 

匿名で投稿する場合は空欄にしてください。

Filtered HTML

  • ウェブページアドレスとメールアドレスは、自動的にハイパーリンクに変換されます。
  • 使用できるHTMLタグ: <a> <em> <strong> <cite> <blockquote> <code> <ul> <ol> <li> <dl> <dt> <dd>
  • 行と段落は自動的に折り返されます。

Plain text

  • HTMLタグは利用できません。
  • ウェブページアドレスとメールアドレスは、自動的にハイパーリンクに変換されます。
  • 行と段落は自動的に折り返されます。
CAPTCHA
この質問はあなたが人間かどうかをテストし、自動化されたスパム投稿を防ぐためのものです。
画像CAPTCHA
Enter the characters shown in the image.

コメントする上での重要事項

  • 内容を的確に表した表題をつけてください。
  • テーマ、論点に沿ったコメントをつけてください。
  • 投稿する前に他の人のコメントを読んで、内容の単純な重複を避けるようにしてください。
  • コメントは投稿後に修正および削除できませんので、プレビューボタンを使って間違いがないか確認してください。

ユーザ登録またはコメントの投稿に問題が発生した場合は、システム管理者へ問い合わせしてください。