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#325 公共事業の評価は採算性ではない
道路や公共事業の評価は、単なる採算性や効率性のみで行ってはならないということは、ご指摘のとおりだと思います
世の中、景気が悪いので、「節約しなければ」、「無駄なことはやめよう」という気持ちは解りますが、何を節約し、何をやめるかは、よく考えなければいけません。
今から30年程前、アメリカは、貿易赤字と財政赤字のダブルの赤字に悩んでいました。その対策として、アメリカ人らしい、大胆な公共投資の削減を行いました。維持管理費も含めて大幅な削減をしたので、道路や橋などの公共施設が、広い範囲で傷んで機能低下し、アメリカ経済は、なお一層悪化しました。
この危機を訴えたのは、地方議会の人達で、「荒廃するアメリカ」という報告書の中で、「これ以上社会資本整備を停滞させると、アメリカ経済は、二度と立ち上がれなくなる」と訴え、その主張を、連邦政府も受け入れました。レ−ガン政権時代、ガソリン税を増税してまで、再び社会資本整備に積極的に取り組んだのです。その結果、アメリカは立ち直り、逆に、日本は今日のような状況です。
現在の日本の社会資本の整備水準は、どんな指標を見ても、30年前のアメリカより劣っています。将来のため、国の基盤整備に、もっともっと投資しなければいけません。目先の経済が苦しいからといって、一番大事なものまで切ってしまっては、日本は二度と立ち上がれなくなってしまいます。国民みんなで、もう一度よく考えるべきだと思います。