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#3186 Re:曲げひび割れ幅の適用条件について
アドバイスありがとうございます。大変勉強になりました。
対象のボックスカルバートは、土かぶりは60cmであり、たしかに活荷重の影響が大きい部材です。軸力をゼロにして計算してみましたが、土かぶりが小さいため、頂版に作用する土圧(軸力)の影響は少なく、曲げ応力度の増加はわずかでした。
また、今回の質問後ですが、同路線の別なボックスカルバートも調査しました。そこでも0.3mm程度(最大0.5mm)の曲げひび割れが生じていました。頂版下面の中央部、縦方向に3本程度、ひびわれ間隔は50cm程度です。こちらは土かぶりは3mで、活荷重の影響はそれほど大きくありません。設計計算上の応力度は177N/mm2あり、コンクリート標準示方書による計算上の曲げひび割れ幅は0.5mm程度になります。
(1)鉄筋コンクリート構造物は、ひび割れの発生を前提としており、ひび割れ幅の計算式もあります。しかし、私の認識では、実構造物においては、許容応力度以内に抑えてさえおけば、発生する曲げひび割れは0.1〜0.2mmで中央部に1本程度、です。この認識について、ご意見をお願いします。
(2)頂版下面のひび割れを曲げひび割れ幅の計算どおり、との結論付けについてのご意見をお願いします。コンクリート強度、配筋に特に問題はありません。
(3)曲げひび割れ幅の計算例は、鉄筋かぶりが小さく、鉄筋ピッチが狭い橋梁上部工のものしか手元にありません。ボックスカルバートでの計算例をご存知でしたら、お教え願います。また、関連する参考資料があれば、ご紹介願います。