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コンクリート壁の地震時せん断耐力(面外せん断力に対して)が不足するためせん断補強筋の配置を考えています。
スラブ壁は二方向スラブで検討しており、X方向Z方向共にせん断補強筋が必要となります。

ここで以下の3点について教えてください。
?せん断補強筋は主筋を取り囲んで配置する必要があるのでしょうか?それとも道路橋のフーチングのせん断補強筋ように主筋に引っかける形で配置すれば良いのでしょうか?

⇒スラブの場合でも、本来ならば主筋を取り囲んで配筋するのですが、施工上出来ない場合が多く、半円形フックで主筋同士を引っ掛ける形で配置します。それでも施工上手間がかかるので、プレート定着型など様々なせん断補強鉄筋が開発されています。せん断耐力は半円形とほとんど変わらないようです。
?構造性能照査編「9.5鉄筋の定着」ではスラーラップはその端部を圧縮側のコンクリートに定着しなければならないとありますが、地震荷重のような繰り返し荷重で圧縮側が決まらない場合はどうすれば良いのでしょうか?
⇒?の方法で、圧縮側・引張側の大きい方で、鉄筋量を決めていれば、交番応力が発生する場合でも問題ないと思います。
?二方向スラブでX方向、Z方向両方ともにせん断補強筋が必要な場合はそれぞれの方向毎のせん断補強筋を配置しなければならないのでしょうか?それとも一方向に配置したせん断補強筋を両方向兼用で計算できるのでしょうか?
⇒せん断補強は、せん断力大きい方向で設置していれば兼用できます。
(フープ状であれば、方向で鉄筋断面積が変わりますので、別途計算が必要です)

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