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#2008 Re:抜き型枠とは?
一般にブロック積みの「裏型枠」と言っているものではないでしょうか。
ブロック積みにおいて、間知(けんち)ブロックを巻き込むように打つコンクリートを「胴込めコンクリート」、その裏にブロック積みの厚さを増すために打つコンクリートを「裏込めコンクリート」と言います。胴込めと裏込めコンは同時に打つので、仕切りなどは入りません。裏込めコンの裏には、「裏込め砕石」が入り、透水層として地山の地下水位を低下する役目を担っております。裏込め砕石の透水性を阻害しないために、裏込めコンクリートと裏込め砕石の間に型枠を設置します。これが「裏型枠」です。材料は、薄い鉄板や合板の他、埋め殺し可能な段ボールなどもあるようです。
施工の順序としては、間知ブロックを積み重ねて、前面から所定の寸法を取って裏型枠を設置します。裏型枠の背面に砕石を投入後、前面にコンクリートを打設します。コンクリートの硬化後、裏型枠を上に引き抜いてから、上の段のブロックを積み始めます。
積算についてですが、裏型枠の設置に係る工費はブロック積工費及び裏込めコンクリート工費の中に含まれているようです。