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#171 不要なものは不要と言わなければ。
道路関係4公団民営化論議に直接参加されていた中村先生の報告が掲載されたことは大変貴重なことと思いつつ、学会誌を読みました。
さて、本題についてですが、「分析的な評価方法を作り出し、その過程と結果を透明性高く示すという地道な途しかない」について、全くそのとおりであり、社会から期待されている土木への役割はまさにそのとおりだと認識しています。
また、「本州四国連絡橋については、短期間に巨費を投下して架橋したことは国民経済的に適切な資源配分であったとは言い難い」については、当時どのような需要想定がなされたのかは不勉強なためわからないのですが、一般的には、政治的にルートが設定されたとマスコミ報道により断定されているようです。土木側としてはやはりこのようなことは真摯に反省材料として受け止める必要があると思います。我々は土木界の中にいる訳ですが、土木のことをよくしらない立場から土木を見た場合を想像すると、土木計画学的に分析的に評価したとしても、少なくとも当面の間は「前もそんなようなことを言っていたじゃないか」というのが(データの精度・レベルを判断できないかもしれない)一般の方の素朴な反応ではないかと思います。世間から信頼を得るためには、時間はかかると思いますが、分析的な評価により、必要なものは必要、必要ないものは必要ない、を同じトーンで発信することが必要だと思います。前者を大きな声で、後者は小さな声で、では社会の信頼は得られないと思います。既に多くの公共事業について、計画中止などは報道されているところですが、これからも先生が書かれているように、政治的ではなく分析的評価に基づき判断していくことが重要と思います。