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#1540 Re:道路標識の必要埋込長について
#1530の回答者です。
「道路標識の計画埋込長の根拠はない!」と断言するつもりはなく、根拠は明確ではないと申し上げたかったのです。なんらかの設計思想があってアンカーボルトの埋込長を決めているはずなので、たとえ設計例であっても誰にでも理解できるようわかりやすく示して頂きたかったと思います。なお、前回書き忘れましたが、アンカーボルトの埋込長算定方法に関して「道路標識設置基準・同解説」の本文には一切記述がありません。基準の付録として設計例が添付されているのだから、あくまで参考にとどめておくべき、との考えもあるかも知れませんが、設計者は往々にして設計事例に頼ってしまい、十分理解できなくても同じように計算しとけば良い、などということになりがちです。
ケミカルアンカー(これは商品名で以下、接着系アンカーと記載)については先施工アンカーとコンクリート部の破壊形式が異なりますので、必要長さが異なるのは不思議ではありません。ただし、接着系アンカーの問題は?メーカー側の標準設計法でその寸法が決められ、公的な基準がないこと、?耐力が施工の巧拙に大きく左右されること、であり、その適用に当たっては注意が必要です。?の問題については、引抜き試験による耐力確認が有効な対処方法と思います。?の施工の問題は穿孔時に鉄筋切断、コンクリート損傷、孔の曲げ等が生じることで、経験のある専門作業員により慎重に施工すべきと考えます。
ご質問のケースでは既設パラペットに設置するため、後施工アンカーにせざるを得ないと思いますし、適切に設計、施工がなされるのであれば接着系アンカーで何ら問題がないと思います。客先から指摘のあった点についてはメーカー標準設計法に基づく計算書の提示と、必要となれば引抜き耐力試験を実施することで対応すべきではないでしょうか。
私個人としては、接着系アンカーは非常に便利と思っていますが、施工技術に問題がなくとも鉄筋との干渉のため適切に打設できないケースが往々にしてあるため、後施工にせざるを得ないケースを除いては直埋アンカー(先施工アンカー)を採用するようにしています。