東日本大震災特設サイトについて

2011年3月11日に発生した東日本大震災に接し、土木学会としても救援・救助、復旧・復興支援、防災能力向上などを目的として、2011年3月14日に情報共有掲示板を開設しました。
2016年3月、東日本大震災特別委員会の解散および当サイトの利用数の減少に伴い、記事の受付を停止し、過去の投稿記事をアーカイブ化しました。
今後の質問・イベント募集記事等につきましては土木技術者情報交流サイトJSCE.jpをご利用ください。

東京ガス観測SI値情報

トピックス: お知らせ
| タグ: 首都圏地震動
ユーザー 末冨岩雄 の写真

東京ガス地震防災システムSUPREMEによる約4,000点の観測SI値分布図が、GIS上で公開されました。
http://sample.jishin.net/
で、サンプル画面にお進みください。

これは、今回の地震に限り、一般公開していますので、「サンプル」の表現ですが、実際の観測値です。
防災システムで扱う情報そのままですので、長野県北部の地震での観測値なども含まれます(最大を取る)。
背景地図はGoogleで、同様の操作性で、ズームアップ等できます。
首都圏を選んで、【センサ情報など】で表示される□が、SUPREMEによる観測値です。

港湾局地震観測所で観測した地震動について[速報]

トピックス: お知らせ
| タグ: 地震動 東京港
ユーザー 東京都港湾局港湾整備部技術管理課 の写真

平成23年3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震について,東京都港湾局が管理する地震観測所で観測した地震動データを公開します.
速報ですので,その他の情報は,追って掲載します.
下記アドレスでアクセスして下さい.
http://www.kouwan.metro.tokyo.jp/business/kisojoho/jishindou.html

橋梁の被害に関する情報

トピックス: 震災情報
ユーザー 党紀 の写真

ファイル添加機能が追加されて、ありがたいです。
では、まず先日すでに公開された京都大学の高橋良和准教授の”構造物の被害報告”を共有します。
すでに、拝見したかたが多いと思いますが、コンクリート橋脚の被害を詳細したもので、具体的には、京都大学の防災研究所のページを参考されたい。
http://wwwcatfish.dpri.kyoto-u.ac.jp/~goto/eq/20110311/Takahashi_vol1.pdf#search='橋脚の被害%20東北'

また、エイト日本技術開発による仙台市の地震後の様子について、橋脚、支承部などの被害が見られています。
http://www.ejec.ej-hds.co.jp/sinsai/

ファイルの添付が可能になりました

トピックス: お知らせ
| タグ: JSCE.jpガイド
ユーザー 事務局 の写真

投稿記事にファイルの添付をすることが可能になりました。
記事フォーム下、「ファイルの添付」よりアップロードしてください。
アップロードできるファイルはjpgおよびpdf、最大アップロードサイズは10 MB です。

全体容量の上限がありますので、添付されるファイルはできるだけ圧縮していただき、1記事に3ファイルまでとしてください。
また、著作権等侵害のないようご配慮いただきますよう、お願いいたします。

津波災害調査へのお願い(液状化との関連)

トピックス: 震災情報
ユーザー 奥西一夫(国土問題研究会理事長) の写真

土木学会として津波調査を開始されるタイミングが近づいたようです。テレビ等で放映された津波の実況を見ると,木造家屋が基礎もろとも,津波に抵抗せずに流されたケースがあるように思われます。直ちに想起されるのは液状化の影響(あらかじめ地震動で液状化していた,あるいは津波の載荷で瞬間的に液状化)です。現地調査に際してはこの点を含めて見て頂き,必要なら地盤工学の専門家の応援を求めるなどをして頂きたいと思います。今後の津波対策のキーになるかも知れないと思うからです。

震災フォーラムの立ち上げ

トピックス: 震災情報
ユーザー 杉山郁夫 の写真

1995年の阪神淡路大震災では、土木学会誌に震災フォーラムが立ち上がり、1995年に出版された学会誌には各月に分散してはいるが、技術者の目で見た生々しい記録が残っている。
今回の地震でも調査団をはじめ様々な報告が予想されるが、学会誌はがまとまった特集でなくとも速報性を重視した記事を掲載することを望む。
市民のための工学を目指す我々が今できることは、今回の災害を分析し、今後の都市や構造物のあり方を根本から見直すことにある。
その基礎になるのが、学会員が見た災害の姿を直接伝える情報とその記録性にあると思う。

ここで地震記録データを共有したいんですが、法律的に問題はないですか?

トピックス: 質問
| タグ: 鋼製橋脚
ユーザー 党紀 の写真

今日、3月19日、K-Netから、東北太平洋プレート地震の記録データをダンロードしたが。
ただ今、茨城県で発生した震度5+の地震の直後、K-netにつながらなくなりました。
ここで、地震直後、一刻とも早く震害を評価し、救援や物流を復旧するため、ほかの研究者と共有したいんですが、地震記録のデータをアップロードすると、法律的に問題はないんですか。
なお、個人の解析によると、築館(MYG004)の地震加速度が大きいが、鋼製橋脚のモデルを用いた解析結果、応答変位は最大1.5倍降伏変位だけで、橋脚に大きいな損傷が生じにくいと考えています。
牡鹿、日立の記録を用いたところ、橋脚は降伏しない結果となっています。
ただ、仙台の記録を用いた解析では、橋脚は約3倍降伏変位が生じ、軽易な座屈が生じる恐れがある結果が得られています。
被災地はやはり、多くのほうはコンクリート橋脚と思っていますが、非線形特性や、設計基準などが違いますので、コンクリート橋脚でもたいていそうであるかと聞きたいんですが。
実際にはそうなるか?

原発対策、復興対策

トピックス: 質問
ユーザー 川邊雅彦 の写真

事故原発の使用済み燃料の冷却に、昨日来降った雪を、ヘリで運び落とせないのでしょうか、雪だったら一応固体だから、昨日の海水より目標に当てやすいし、温度も低いし、溶ければ当然水となりますし。細かい氷でも、気温が低ければ、降雪機で作った雪でもいいかも。また、液化窒素ガスなど不活性な液化ガスを、放り込めたら冷やすのであれば、すごく冷やせるのではないでしょうか。そんなことはもう考えていらしゃいますかね?

災害地の復興は、各人の必要なものを取り出すことができた後の残りは、ゴミとしかならなくなるのなら、そのままか、何らかの環境対策を講ずるかして、埋め立てて更地にすれば、一石二鳥とならないでしょうか。海抜がマイナスなったことも埋められれば、三鳥にもなるのではないでしょうか。

災害、防災に関する土木学会の本

| タグ: 出版物 防災
ユーザー 出版事業課 の写真

土木学会が発行している災害、防災に関する図書をご案内いたします。
ご参考としていただければ幸いです。

津波から生き残る-その時までに知ってほしいこと-
http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail2394.htm

土木学会誌叢書9 これからの安全・安心-災害情報を生かす-
http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail2228.htm

実務に役立つ耐震設計入門
http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail2507.htm

家族を守る斜面の知識-あなたの家は大丈夫?-
http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail2386.htm

知っておきたい斜面のはなしQ&A-斜面と暮らす-
http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail2007.htm

DVD 日本に住むための 必須!! 防災知識 小学校低学年
http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail1958.htm

DVD 日本に住むための 必須!! 防災知識 小学校高学年
http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail1959.htm

DVD 日本に住むための 必須!! 防災知識 中学・高校・一般向け
http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail2055.htm

土木技術で原発の消火に協力を

トピックス: 震災情報
ユーザー 小賀野 の写真

福島第一原発では自衛隊のヘリを使った消火活動も難航しているようです。
土木学会としては知恵を集めて消火法のアイデアを立案し政府に提言すべきではないでしょうか。
例えば原発建屋の南北、あるいは東西にクレーンやサルベージ船を配置してワイヤーを張り、ホースを渡し海水を安全かつ継続的に供給する方法は?などと云えば直ちに具体的に計画出来るのではないでしょうか。
緊急に色々なアイデアを集めて具体化し学会を上げて取り組んで沈静化することを期待しております。

あれだけ万全といわれた津波対策の地域であるがゆえに・・・まさかの越流・まさかの破壊

トピックス: 震災情報
| タグ: 防災
ユーザー 後藤和満 の写真

 土木系の構造物は、税金を投じての建設です。議会で審議して、「万全」を期する「基準」があります。その技術基準をクリアしなければ、予算の獲得すらできないのです。建設するためには、「安全・安心」を獲得するのが社会的使命ということで、「わずかな破壊確率・あるいは超過確率」も、絶対安全といわなければ、反対者が存在するので、土木施設は、万全を期する「神話」がはじまります。阪神大震災の時には、「万全」な「ハズ」の「橋梁」が、あっけなく破壊され、TV画像で放映されました。多くの市民は、頑強と考えた橋梁をぶち壊す地震があり、大地震は、基準を上回るものがあると理解されています。解析手法も、より事実に近いであろう動的な解析で、非線形の効果を取り入れて、塑性ヒンジ位置を分かるようにします。塑性ヒンジは、すなわち破壊部位なので、そこで、地震のエネルギーを吸収することになります。橋梁全体系では、必ず、どこかが被害を受けるので、その位置を明瞭とすれば、軽微な修繕で済むようです。
これまでの設計手法は、その基準以内で、「破壊しないように設計」するもので耐震設計と呼ばれます。しかし、地震の津波のように、その基準を上回る場合があるのですから、これからは、「どのような被害が発生するのか?」「どの位置を破壊させるのか?」「破壊の波及する影響は?」など、基準を上回る地震に遭遇した場合の「減災」といった手法や「防災設計」といった方法になるのでしょう。
 今回の大地震は、想定以上で済まされない、様々な問題を抱えています。つまり、土木における「耐震設計」の根本を壊し、「どのように壊すのか?」それは、基準を上回る外力まで想定することになります。壊れる位置や壊れ方を基礎にした「防災設計」に転換することです。もう、これまでのように「壊さないように設計する」というのは、今回のように、多くの犠牲者を生み出し、繰り返すことになります。勿論、エンジニアの端くれとして、ダメッジフリーへと邁進したいのですが、そこにも「マサカ」という破壊もあるでしょう。
 万全というのは、ウソつきです。万全でなかったのです。
 市民の皆さんの多くが、このようなウソを指摘する時代になっています。在来の「簡便な耐震設計」というのは、ウソつきなので「やめる」以外に手立てがありません。そのことにより、「万全」な「ハズの神話」が一人歩きして、越流するような津波が来ても、避難の足が動かなくなります。
 構造物設計は、大地震により、どのような位置で壊し、破壊する間に避難ができるように・・・万全な構造物の神話にならないように・・・

東北関東大震災の水道・下水道被災情報の発信について

トピックス: 震災情報 話題
| タグ: 下水道 水道
ユーザー 山口岳夫 の写真

 お世話になっております。東北関東大震災の水道・下水道被災情報の
発信について、収集した情報を発信するウィキを作りましたのでもしよろし
ければご参考ください。春日先生よりご紹介をいただいたのでこちらにも
投稿させていただきます。

http://www45.atwiki.jp/bonraccoon/

津波影響範囲MAP

トピックス: 震災情報
ユーザー 馬場仁志@JICA の写真

UNOCHAと連携し、東北の太平洋側全体の津波影響範囲を示すMAPを作成中です。世界に緊急発進するための被災状況MAPです。
既に松島から南、双葉郡二葉町までの範囲は、PASCOさんのWebにて衛星観測を基にした影響範囲が把握できておりますが、松島から北の沿岸沿いについて、航空写真など影響範囲を把握するためのデータがあれば、教えてください。
JICA 連絡先03-5226-9351

看護職派遣のための連携・交通手段の情報提供依頼

トピックス: 震災情報 お知らせ
ユーザー 磯部雅彦@東京大学大学院新領域創成科学研究科教授 の写真

 兵庫県立大学看護学研究科の山本あい子教授より要請があり、看護界は現地に看護職をシステマティックに大量に派遣する方法を検討中で、現地入りの交通手段を求めています。大きな貢献のポテンシャルを持っていることであり、土木界との連携の可能性を探りたいと思います。
 つきましては、兵庫・東京から東北方面への交通手段の提供や現状に関する情報があれば是非お知らせください。
東京大学新領域創成科学研究科教授 磯部雅彦
連絡先:isobe@k.u-tokyo.ac.jp

車両通行実績道路マップの公開

トピックス: 震災情報 お知らせ
ユーザー 鈴木 猛康 の写真

地震被害調査や復旧活動で、どの道路が通れるのかがわからず、困られた経験がおありと思います。新潟県中越沖地震の際、プレミアムクラブの車両走行実績をホンダからいただき、前日の走行軌跡を地図上に描き、「通れた道路マップ」として柏崎市に提供するとともに、土木学会や建築学会のホームページにリンクをはってもらい、研究者や技術者の支援をさせていただきました。この度、Googleとホンダの協力により、以下のサイトで前日の走行実績である「通れた道路マップ」が公開されています。ただし、あくまでも走行実績であり、現在通れる道路ではないことをご理解の上、ご活用下さい。
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011_traffic.html
鈴木 猛康(特定非営利活動法人防災推進機構 理事長、山梨大学大学院医学工学総合研究部 教授)

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