防災具としての降下器

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ユーザー 最首哲也 の写真

近頃4年以内に関東、東海、南海に地震が来ると報じられてます。

東京で東北地震並みの規模で地震が来ればどうだろう、建設業に従事していた者としては、相当数の1階崩壊建造物が出てくるだろうと思う、建造物の1階が崩壊すればその建造物は出入り口を失い、上部が残っていたら出るに出られない事になるまいか、東京の人口で避難者となれば保存食はあっという間になくなるだろうし、建造物から地上に降りることが出来なければ支援物資の集まる避難所にもいけず、建造物内で避難者と成ってることも告げられない。

大きな建造物なら避難階段も避難通路もあるだろうが、敷地の小さな中高層は避難階段が無い建造物は商用地に多く、1階が崩壊すれば2階でも最低2メートルの段差が出来るだろうと思います。そこからの脱出は建造物の外部からでしかなく、瓦礫が散乱する中ただでは降りられない環境になることは簡単に推測できる。

現状で防災器具を考えれば縄梯子や登山ロープで降りるしかなく、一般の人の握力では降りる距離が長ければ降りることさえままならないし登山ロープでは細すぎて自分の体重を長くは支えていられない。

そこで、握りやすい太いロープを使用した降下器を考案し、防災器具として使えば受震後の地上に降りる道具になるのではと試作機を作りました。

建造物の外部に太いロープを吊るす金具がついてい居ればロープをたらし、降下器に2巻き以上で巻きつけ、ぶら下がれば1人でも自分の体重を握力の無い人でも自分の体重を支えることが出来、地上に降り立てる。

2011年2月の創意とくふう誌の表紙に写真が掲載されました。

http://www.hr-kaizen.com/2011/02/20112.html

商品化してくださるメーカーを探してます。商品化されれば中高層が乱立する市街地の防災に役立つのではないかと思います。

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#61 Re: 防災具としての降下器

ユーザー 最首哲也 の写真

市街地は今や中高層ビルに覆われ、道路から見れば断崖絶壁の地形をなし、阪神淡路大震災では1階や途中の階が崩潰したビルをニュース映像で見ました。

途中の階が崩壊すると建物内の避難通路を崩潰した階の天井が塞ぎ、崩潰した階より上の階で震災に生き延びても、崩壊した階より下へ行くことができず、地上に降り立つこともできません。

建物がそうなったら、地上に降りるためには、建造物の外にロープによる防災路を築き、地上に向かって降りるしかありません。

そこで、建設業で使用している16ミリの安全ロープ(親綱)が使用できる降下器を開発した次第で、商品化をしてくれる企業を求めてます。

1人降下実験  http://www.youtube.com/watch?v=fyr19r-aAIc&feature=youtu.be

チームでの降下実験  http://www.youtube.com/watch?v=-n8JNdIOvNU

以上の方法での垂直降下方法ができます。

昨今のビルでは部屋の中にも、外壁にも人がぶら下がれるほどの支持物が見当たらず、ロープを購入していても、縛る所もないと思い、3点支持のロープ支持器も実用新案で試作をしました。

関東以南に地震が来る前に少なくてもロープ支持器ぐらいは建造物に取り付けて置かなければ被災時にロープを地上まで垂らすこともできません。