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長先生。コメントをいただき、ありがとうございました。品確法について、現在の発注者の技術力が、市町村に限らず、国県においても危ない状況になっているというご指摘、ごもっともだと思います。ただ、私はこの品確法が、今までの価格のみで受注者が決定されるという会計法の体系を離れて、品質と価格で決定するという全く新しい体系に踏み込んだ、という意義を評価したいと思います。「実態がそれ程変わらないのではないか」というご意見もあるかも知れませんが、我々土木技術者はこれを機会に「世の中が全く変わった」と宣言した方が良いのではないかと思います。と同時に、品質管理、品質評価技術を改革していく必要があります。長先生がご指摘されている生コンの加水問題なども、基準の問題、技術者の資質の問題もありましょうが、このようなことが発生してしまう管理技術の水準の低さにも、大いに問題があると思います。まさにこれを機会に透明性のある、また他の分野にも誇りうる管理技術を確立する必要があると思います。