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皆さんの反復になりますが、
通常は、緩速盛土でゆっくり盛土し、数m上がったら放置して圧密するのを待ちます。他にも工事費が高い抑止杭や真空圧密工法、深層混合処理工法などがありますが、工期に制限がある場合に限られると思います。ここで緩速盛土というのは、1日に数cmの施工速度で盛土することです。ちょっとずつ撒き出す訳ではなく、30cm盛土して数日放置の平均速度です。

 軟弱地盤での高盛土は、着手前に圧密計算と円弧すべりの安定解析をおこなって、施工速度と放置期間などを決定します。また、盛土センターと法肩直下に地表面沈下板、法尻にボーリング孔を設置して傾斜計観測をおこなったり、法尻から離れる方向に変位杭と、伸縮計も設置して、急激な変位を早期に観測したり、解析結果の妥当性を検証する資料にします。

 さて、今回は上記対策を行っていませんが、まず現状の圧密解析とすべり解析を行って検証を行わなければならないと思います。また、盛土上及び法尻と民地に変位杭を設置し、高さと水平変位を観測して、観測値から解析の妥当性を確認します。
 今後の盛土計画を圧密解析とすべり解析により、現状の放置期間、今後の盛土速度、最終盛土の放置期間を検討します。沈下が許容できる圧密度までにかなりの時間を要する場合には、余盛りをおこなって、プレロードを行います。最終的には沈下板等の観測値により圧密完了時期や最終沈下量を予測します。

 盛り上がった周辺地盤は、ある程度圧密が治まらないと、すべりを誘発する危険がありますので、安全と判断される時期に、地主さんの了解の上、表面の土を残して下の土だけを搬出するのがよいでしょう。

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