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プラントの設計・施工を経験し、現在は発注者の立場から建築工事をみる機会も多い技術者の立場から、コメントさせて頂きます。

一口に「土間コン」と言っても対象とする上載荷重によってその構造は大きく異なります。

通常のプラントであれば大型重機の走行や大型機器の仮置きなどを想定し、ダブル配筋の鉄筋コンクリート造にすることが普通で、ダウエルバーを入れたエキスパンションジョイントを設けるべきです。

それでも乾燥収縮によるひび割れが生じることがあるので、エキスパンションジョイント間で誘発目地を入れる場合もあります。

プラントの土間コンを土木設計経験者が設計するのであれば、上記のようにエキスパンションジョイントを設けると思いますが、建物を含むプラント設計は我が国では一級建築士しかできません。建築分野の人が土間コンも設計するわけですが、土間コンは構造スラブではありませんので、構造計算などの検討はせず、例えば公共建築工事共通仕様書の舗装工事を参照して、一般的なコンクリート舗装に準じて設計します。

その結果、溶接金網を入れる程度の簡易な土間コンとなり、目地は収縮目地(ソウカットを表面に入れ目地材注入)、突き合わせ目地(打継ぎ面+目地材注入)、伸縮調整目地(建物、構造物との境界に目地材注入)であり、ダウエルバーを入れるエキスパンショインジョイントはありません。詳細は下記URLのP.296あたりを参照下さい。

http://www.mlit.go.jp/gobuild/kijun/touitukijyun/07_a_hyoujyun_siyousyo_s02.pdf

建築の世界では軽微な道路、駐車場程度しか想定していませんので、プラント建設でこのような土間コンにするとひび割れが必ず起こります。

我々の身近にある集合住宅などの駐車場でもひび割れが無いものを見つけるのが困難なぐらい、ひび割れが目につきます。残念ながらひび割れは誘発目地に集中しないのが現実です。

さらに望ましくない現象に土間コン下の地盤沈下があります。転圧不足、地下水の流入などで地盤沈下すると土間コンとの間に空隙ができ、溶接金網程度のスラブではひび割れが多数発生する結果となり、スラブの沈下も招きます。

このような経験から建築工事においても、歩行エリアなどを除き、車道、駐車場などの土間コンにはエキスパンションジョイントを必ずとるよう指示しています。

プラント工事であればなおさら土間コンのエキスパンションジョイントが重要と思いますので、質問者が抱かれた疑問はそのプラント設計者にぶつけてみるべきと考えます。

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