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N値の調査試験について

1)標準貫入試験やスウェーデンサウンディング試験において、貫入不可となった場合のN値は50以上としていますが 何を基に50以上と設定しているのでしょうか?文献等ありましたら、教えていただけないでしょうか。

 標準貫入試験の歴史は結構古く,テルツァギ,ペックの「土質力学」(原典の初版は1948年,第2版は1967年,日本語訳は1970年)に出ています.この時までに,かなりデータの集積があってN値と土質の関係が示されています.

 砂質土の場合,N値50以上であれば相対密度は「非常に密な」と判定しています.
 粘性土の場合,N値30以上でコンシステンシーが「固結した」と判定され,一軸圧縮強さ4.00t/ft^2以上となっています.
 
 そのままではないですが,これらの数値は地盤工学会の「地盤調査の方法と解説−二分冊の1−」の305ページ及び308ページに出ています.
つまり,N値50以上あれば信頼できる地盤と判断してよいと言うことです.

2)矢板の打込み工法の条件では、N値50以上、100以上、180以上で使用する機械・工法が変わるのですが N値50以上の値を調べるためにはどのような方法があるのでしょうか?

 軟岩などでもN値から物性値を出すことが行われています.その場合,5cm貫入した時の打撃回数を6倍(30cm貫入したと想定したN値)を求めます.換算N値の最大は300となります.
 この換算N値を用いて岩盤の単位体積重量,粘着力,せん断抵抗角,変形係数などを求める式が提案されています.例えば,NEXCOの設計要領第二集.

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