東京の地震対策

セクション: 
|
タグ: 
ユーザー 柳沢 賢 の写真

阪神大震災が起きたときには,東京で大地震が起きたら大変だ,というテレビ・新聞をよく見かけました。最近ではほとんど目にしないのは,対策が完備されたからなのかもしれませんが,住んでいて実感がありません。東京の地震対策として,具体的に何が,どう変わったのですか?

コメント

ユーザー 安田 登 の写真

 皆さんが、東京で暮らすときに必要なインフラは、道路、鉄道、電気、ガスなど様々ですが、阪神淡路大震災の教訓も踏まえて、基礎や構造の補強をしています。勿論地震は何時起きるか分かりませんので、補強をしている間におきることも考えられます。従って、地震が起きた時に最も大きな被害が予想されて、その波及効果が大きい順に、重要性を考えて対策を進めています。
 対策の多くは、普段目に触れることの無いような場所(地下や建物内部など)が多いため、見た目にはあまり対策をしていないように思えますが、例えば、首都高速や鉄道の高架橋を支えている柱(橋脚と言います)には、鋼板を巻き付けたりして多少の損傷があっても折れたりしない対策がされています。液状化などの対策もされています。また、橋が落ちないように落橋防止を呼ばれる装置が橋の端(駄洒落ではありません)に取り付けられているのは、気をつけてみると見つけることが出来ます。
 このような対策は、あくまで公共的な部分の対策であり、一般のビルや個人の住宅などはそれぞれ所有者の判断に任されています。従って、普段から自分の周りや通勤通学の途中の危険な個所を自分自身で確かめて、いざという時に備える気持ちも大切です。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

 「普段から自分の周りや通勤通学の・・・・・・・・も大切です」のコメントに関連して、
昭和53年6月の宮城県沖地震を経験した我家の地震対策を紹介します。これを
読まれた方の参考になれば幸いです。
 o防災ずきんや非常用の食品、コンロを玄関近傍に常備 
 o寝室には、地震時倒れてくる恐れのある家具類を置かない。
 o避難所がどこであるかを家族が認識している。
 oその他、家を新築した時の対策として、
   ・台所の熱源を電気に。ただし、万が一に備え、消化器を常備。
     (宮城県沖地震時には、ガスより電気の方が復旧が早かった)
   ・収納棚の扉を観音開きではなく、引戸式に。
     (観音開きの場合、収納されていたものが地震時が飛散りやすい)
                                         以上