谷埋め盛土と地震による地すべり

セクション: 
|
ユーザー 匿名投稿者 の写真

 大規模団地 約76.6haの団地です。(平成17頃完成)
 谷埋め盛土は 谷巾80〜100・高さ50m〜60m程度、
 ノリ先端の面下に住まいがあり、生活しています。
 東南海地震予想では震度5強地域です。

 近く役所から盛土の上の溜め池水漏れ対策の説明が開かれます、
 但し農地所有関係者のみの説明会で、一般住民(少数)は対象外です。

 地震による地すべりを 自分なりに、地形断面(横断、縦断)を作成し、
 他府県での地すべり調査報告書を元に作図しました。
 びっくりするほどの、地すべり量が発生し、住まいは完全にうまります。
 現実に震度5強程度での地すべり発生予測。

 降水量40mm/時での団地計画です、
 最近の異常気象での降水量の増大、長雨等による地すべり発生予測等
 住民として考えすぎでしょうか。

 安心できる方法があれば ご教授ください。
 

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

■ご自身の住まいに対する不安はお察しいたします。
また、調査への努力には感服いたします。
ただ、地滑り調査は見よう見まねでできるものではなく、
その地形・地質での、経験を積んだ技術者による
オーダーメードでの判断が必須です。
(実際に経験を積んだ技術者にとっても難しいのです。。。)
よって、今のままでは、ご心配に正当な理由があるとは言えません。
■ただし、事業者は、その不安が正当ではないことを明らかにする
道義的責任もあるかもとも思います。
漏水対策の説明とは、過去に実際に漏水があったための、説明会でしょうか。
であれば、その機会に乗じ、「耐震性の検討」を提案してみてはどうでしょうか。
以下の指針が今年改訂され、その中で手法が謳われています。
「道路土工 盛土工指針」(H22.4 日本道路協会) p119

 
具体には、造成計画時の断面検討、現状での変状調査(既往地震での路面亀裂等)、
できれば追加調査、それに基づく円弧滑り法による安定性の照査、等々。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

質問「谷埋め盛土と地震による地すべり」への上記コメントは要を得ていると思います。自分なりに作成された断面が最も危険度の高いもの(専門的には想定すべり面)であるかどうかも問題ですが,想定すべり面の地盤強度とそれに対する地下水の影響が専門家によって調査される必要があります。役所がため池の水漏れ対策に乗り出したのは,それなりの専門的判断に基づくものと考えられます。
 宅地造成規制法が平成18年に改正され,危険度のある開発地で都道府県知事が指定するものについて,調査と対策をおこなうことが規定されています。今のところ,住民からこの指定を要求する道は開かれていないようですが,行政側にその意志があるようであれば,まちづくりの一環として農地所有者に限らない取り組みが可能かも知れません。参考として神奈川県のHP
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kentikusido/kaihatu/takuzou01.html
を挙げておきます。