TBMとシールドマシンの違い

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「東西連係ガス導管新設工事(東京湾海底ガスパイプライン)」にて、世界最長のシールド掘削を完了しての地中接合完了(10月)というニュースがあり、日本のシールド技術力を示すすばらしい記録であると感心しています。この「世界最長のシールド掘削(泥水式)」でありますが、よく考えてみますと「英仏海峡海底鉄道トンネル(ユーロトンネル):海底部分37.9km」においても一部日本のシールドマシンで掘削しているということを思い出しました。私自身、内容を確認するためにインターネット等で調べてみると「掘進速度を確保するためにTBM掘削とシールド掘削の切り替えができるTBMを開発・投入した」という記事がありました。そこでご質問なんですが、TBMとシールドマシンの違いとは明確に何なのでありましょうか?特に「TBM掘削とシールド掘削の切り替えができる...。」とあるため強い疑問を抱いております。初歩的な質問で恐縮ですが、御教授の程、宜しくお願い致します。

コメント

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・TBM工法は、固い地盤の掘進に使用される工法で、半径方向に延びるジャッキ(グリッパ)を地山に突っ張る形で伸ばして反力をとり、前胴をスライドさせてマシンを前に進める工法です。他方、シールド工法はシールドジャッキを介してセグメントから反力をとってマシンを前に進める工法であり、その推進方法が異なっております。
・ユーロトンネルもシールドトンネルと呼ばれる場合がありますが,主にTBM(トンネルボーリングマシン)工法で施工されたトンネルです。ユーロトンネルでは,TBM工法とシールド工法併用型のマシンを用い,地盤のよくない一部の区間はシールド工法で施工されております。