豪雨被害について

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ここ数日、西日本を中心に、また先日は北海道でも洪水報道がありましたが、豪雨の被害で多くの方が亡くなりまた行方不明となるなど、被害を被っておられます。土木技術者として忸怩たる思いです。
単に想定外の雨と言うだけでなく、土地利用、開発と河川、砂防、森林も複雑に絡むのではないかとも思う次第です(場所ごとに違うでしょうが)。行政は部門ごとに分かれ、総合的視点にかけがちですし、特に開発規制や土地利用制限は出来にくいと思います。土木学会として原因究明と、必要な対策を検討されることを望みます。

コメント

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今月(11月)学会誌に7月豪雨の調査団報告がありましたが、内容がないのにがっかりですが、関西支部に7月豪雨の調査報告(速報)が載っていました。読むと降雨の強さもさることながら、既存地形や造成地の弱いところ(造成後の放置や残土放置、無理な植林等)に降雨による地下水増加などが土砂崩壊を起こしているようです。すでに岡山の河川はバックウォーターによる水位上昇が越流の原因との報告もあります。もう少し調査結果が出てきて、まとまると良いと思いますが、土木施設の設計で、その後の土地利用変化など想定外の外力をどの程度考えていたか、その施設が壊れたときにどのような被害が生じるか、どこまで考えていたかを見直す必要があるかもしれません。土木技術者が最近の災害事例と原因を共有し、自分の身の回りの生活空間の危険・リスクをチェックすることも大切かもしれません。