ロームの盛土法面勾配について

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お世話になります。
道路土工-盛土工指針にある、盛土の標準法面勾配の考え方を教えていただけないでしょうか。

粘土(関東ローム)で、直高10m 1:1.5
火山灰質粘性土で、直高5m 1:1.8

となっている考え方を知りたいのです。火山灰質粘性土の方が、粒度分布は良いと思うのですが、粘土(関東ローム)より安全側にしているのはなぜなのでしょうか
宜しくお願いします。

コメント

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粒度分布だけですべてが決まるとお考えでしょうか?「昔取った杵柄」を引っ張り出してお考え下さい。

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お世話になります。
盛土ですので乱された土になると思います。そういう意味では、粗粒分をより多く含み、粒度分布のよい土の方が、高盛土でしかも盛土法面でも勾配を起こせるのではないか、と疑問に思ったのです。いわゆる「関東ロームより」、「火山灰質粘性土」の方が、含まれる粒子に火山起源のものが残留し、相対的には粗粒ではないか?、と考えたのです。
粒度以外のファクターというと、含水比、コーン指数、などが考えられますが、私の乏しい経験の中では、これが限界です。
私は関東以外に在しており、関東ロームを本格的に扱った経験がほとんどなく、この場をお借りしました。
与えられた時間の中で、色々調べてみます。

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関東ロームは特殊なんだと思います。
地山は90度掘削で5mでも保ってますし(安衛法上の硬い粘土ではありませんが)、乱しても鋭敏比が小さいため、粘着力が大きく法勾配を大きくできるのだと思います。

ちなみに、鋭敏比とは乱さない土の一軸圧縮強度を乱した土の一軸圧縮強度で除した値です。
一般的な火山灰質粘性土は、鋭敏比が8以上となりますが(一軸強度が1/8)、関東ロームはそれ以下であると思います。
粘着力は一軸圧縮強度の1/2倍です。また円弧すべりの検討に利用される重要な値ですので、イメージできますでしょう。

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色々ご指南ありがとうございます。参考にさせていただきます。
今後、知識・技術の習得に努めてまいります。