鋼管矢板が入らない原因が分からないので教えてください。

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鋼管矢板が入らない原因が分からないので教えてください。
以下の状況で今週の頭から、鋼管矢板の沈設を行っていますが、10m深で掘進不能に陥ります。。
原因が分からないので教えてください。
なお当方、周辺にノウハウがある者がおらず、現場に来ている下請企業さんもこんな経験があまりないと言って参っております。

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土質:細砂(シルト混り砂)
N値:6~15
鋼管矢板:径φ900(L-T継手) 長L=22.0m
工法:中掘船による中掘り工法
周辺環境:
①港の岸壁工事に係る土留め工事
②人家、添付が近く、低振動低騒音での施工が要求される。
③海へ環境配慮のため、汚泥の流出は最小限に抑えないといけない。

施工:
①先行掘削(φ2000オールケーシング)にて10m深まで置き換え済み
②引き抜き後、同じ箇所を試しにオーガスクリューにて掘削したところ、所定の深さまで容易に掘削できた。
③異なる箇所(約2.0m離れ)も鋼管杭の沈設を試みたが同様に8.0m深で掘進不能。オーガだけだと容易に掘削可能。
④注水、エアを注入し、先端の砂を乱しながらの掘削を試みたが掘進不能

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[現在考えうる原因]
①緩い砂の体積による、周辺摩擦力の増加
②先行掘削完了深度付近で掘進不能になることから、先行掘削の影響による砂地盤の締め固め

[事例]
近接工事を行っている基礎工事業者によれば、昔隅田川で同様の経験がある。
当時はベントナイトを注入して、先端砂質土を緩め、施工できたことがある。

コメント

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杭長さが2mで 何故先行掘削(φ2000オールケーシング)にて10m深まで置き換え済み なのでしょうか?
10m以深さに何かあるのでは

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返信、ありがとうございます。

杭ではなく、鋼管矢板です。L=22.0mです。

10m以深はオーガスクリューが容易に貫入できた事を考えると

何か障害物があるとは考えにくい、という判断です。

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話を見ていると、圧入力の不足だと思いますが

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それは確かにあるかもしれません。

中掘り船は図体はデカいのですが、反力があまり取れず

オーガや付属品の重量15t程度しか負荷をかけれないそうです。