CBR試験について

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ユーザー haru の写真

CBR試験で、現状土CBR試験と変状土CBR試験は、どのように使い分けされているのでしょうか。
それぞれの使用目的が、自分の中では、いまひとつはっきりしません。

ご存知の方がいらっしゃいましたら、どうかご教授ください。

よろしくお願いいたします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

現状土CBRは、不撹乱した試料を用いてCBR試験を行います。
一方、変状土CBRは、撹乱した試料を突き固めてCBR試験を行います。

一般的には、変状土CBR試験が多いです。
理由の一つとして、不撹乱の試料を採取することが困難であるためです。
CBR試験の試料採取を行う際には、計画道路高から1~1.5mの深さの試験試料を採取する必要があります。
このため、不撹乱試料を採取しようと思ったら、広い範囲を掘削して試料を採取する必要があります。
また、砂質土は乱れやすく不撹乱試料を採取することが非常に困難です。

このため、現状土CBR試験の適用範囲としては、
・粘性土である。
・試料採取のために、広い範囲を掘削することが可能である。
等の条件が必須となります。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

ご連絡が遅くなりまして申し訳ありません。

やはり一般的には変状土でのCBR試験が多いんですね~。

勉強になりました。
ありがとうございました。

ユーザー YUMEL の写真

簡単に考えては? 現状土と言うことは、素の材料の値を求めるのですから、「切土部分」の値を求めるもの(現場CBR試験が困難な場合)。
変状土CBR試験は乱した状態の値を求めるものですから、「盛土部分」の値を求める時に使えますよね。 注意して頂きたいのは、どちらの場合も、その材料があった場所が「凍結融解作用」を受けていた場所か否か等、求めた値をそのまま使うと問題がある場合がありますし、材料の粒度分布によっては、試験時に周囲をモールドで拘束されたことにより、盛土後に現場CBR値した場合と大きく差が出る場合があるからです。 ひとつの試験で値を決定すること無く、どの様な目的なのかで値の評価をされるようにしては如何でしょうか?

ユーザー 匿名投稿者 の写真

YUMEL様

ご連絡が遅くなりまして申し訳ありません。

たしかに、おっしゃるとおり、「現状土=切土部分」、「変状土=盛土部分」という事になりますよね。
「凍結融解作用」の事は完全に見落としていました。

たいへん勉強になりました。
ありがとうございました。