床堀排水の限度

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河川(1級)敷に橋脚を計画しています。
河川敷には現河床と同じ高さに地下水位があります。
オープン床堀(25mx25m)を行うと地下水位以下3~4mを掘ることになり 井戸の式で湧水量を計算したところ1時間に160m3発生しました。この水は、ポンプで吸い上げ池で沈殿させ川に戻します。池は16x10x1を2、3つ作るスペースはあります。
沈殿時間は分かりませんが深さ1mで1時間と仮定するとできるのかなとも思います。想定違いでしょうか。
そもそも、1時間に160m3もでたらオープン床堀は止めた方がいいでしょうか。 現場経験のある方教えていただけますでしょうか。
他にディープウェルの併用あるのでしょうがこれならオープンできますでしょうか。
矢板を打てばいいのでしょうが、玉石多く非常に高価なのでオープンを検討しています。
よろしくお願いします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

土質を確認しないと、判断できません。通常、河川敷を4m以上オープン掘削することは考えられません。
掘削可能な場合は、どこまで掘っても玉石ばかりで、30°以下の法勾配、湧水は清水に限定されると思います。
土層に砂が混じれば、流れ出して法面を保持することは困難です。

沈砂池は、どろみずが出れば、何日おいてもなかなか濁度が下がりません。
1時間以内で沈殿するのは、目に見える砂分までです。
薬剤を使用した濁水処理機のレンタルは、処理能力が限られます。
複数台設置して多額の費用が掛かります。

ウエルポイントのお話だと思いますが、こちらも費用が掛かります。
掘削箇所を囲う形に、数mピッチで床付面より深くボーリングして、吸水管を打ち込まないといけません。

矢板による仮締切をおすすめします。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

地盤は全体で締まった玉石混じり砂礫層です。
床堀勾配は、河川土工で1:1.0
5m毎に2mの小段幅です。
沈砂池はポンプアップした水を濾過するのは
段々の仕切り土のうで上水を越流させる方法です。
連続して川流水まで流します。
このような方法で施工された方
いらっしゃいますでしょうか。

ユーザー ケルン の写真

一般の土木技術者です。

時間あたり160m3の湧水量であれば10インチポンプ(吐出量8m3/min)1台で十分足りる程度です。
想定と実際ではかなりの誤差が出る可能性はありますが。
玉石はWJ併用の鋼矢板でもでも困難です。玉石の粒径により施工不能となる恐れもあり、近隣の実績を見ての判断になります。
私はオープンで行けると思います。仮締切は施工速度が上がらず仮設修理費が多くなる可能性が高く、業者としては疑問です。

最近の河川工事で4000m2をH=3m程度掘削した護岸工事の現場が有りました。
玉石、砂利、砂質土の地盤でしたが、天端幅5mの締切で10インチポンプが4~6台使用しました。(カタログから行くとV=2400m3/hです)
締切側には幅1m、深さ50cmの川が常に流れていましたし、堤防の河川側には全面大型土のうが設置されていました。

沈砂池は排出量が多くなるとなかなか実際の効果は出にくいかと思います。(設置は必要ですが)
表面に流すと目立つので、流末はホースで水深の深めに流すなど、苦し紛れの対策もしました。

掘削時に1:1.0の勾配で持つのか見ながら掘削し、必要に応じて緩くするなどで対応可能かと思います。