斜張橋の主塔アンカーフレーム施工方法

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建設コンサルタントに勤めているものです。現在鋼斜張橋の設計をしているのですがそのことについて質問があります。
現在の計画では、鋼製の主塔を橋脚にアンカーフレームにより剛結する構造としています。そこで疑問となっているのが、施工についてです。
恐らく、アンカーフレームを橋脚施工時に同時に施工すると思うのですが、どのような手順で実施するのか、またアンカーフレームの据付方法などがよく分かりません。
その点について、お教えください。また、何か分かりやすい資料等ございましたら教えてください。
よろしくお願いいたします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

斜張橋でなくとも吊橋の主塔・鋼製橋脚のアンカーフレームもサイズの差はありますが、同じような構造・施工法をとります。
出版されている市販の本では橋梁と基礎に載っているかもしれません
工事誌が良いのでしょうが市販されていませんので、以下のような方法で探されたらよい。

?土木学会・地方自治体の主要な図書館・に寄贈された物を閲覧

?工事は下部工業者が行いますからゼネコンに聞く。

アンカーフレームの施工といっても、普通のコンクリート中に埋め込む金物ですから、以下のような手順です。

アンカーフレームを埋め込む下部工に、アンカーフレームを支持し調整する架台を下部工に コンクリート打設で移動しないように所定の位置セット(架台は鋼製で作成するのが普通)

架台の天端の少し下までコンクリートを打設

コンクリートに必要な強度が出たか確認

架台のレベルと平面位置を確認し調整する

アンカーフレームを吊りこみ(アンカーフレームを現場で組み立てることは精度の確保から
ほとんど無い、吊り込みはトラック・クローラークレーンもしくはクレーン船が使用される)
コンクリート打設で移動しないように所定の位置にセット

コンクリートを所定の高さまで打設

コンクリートに必要な強度が出たか確認