暑中コンクリートについての疑問

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コンクリート標準示方書(平成8年度版)の暑中コンクリート 一般【解説】の欄には
『運搬中のスランプ低下、連行空気量の減少、【省略】、温度ひび割れの発生などの危険性が増す』とあります。

ここで疑問なのですが、それ以降に記載された骨材の冷却、打ちこみ温度の低減等の対策と温度ひび割れの発生は関係があるのでしょうか。

コメント

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ここで疑問なのですが、それ以降に記載された骨材の冷却、打ちこみ温度の低減等の対策と温度ひび割れの発生は関係があるのでしょうか。----あります
温度ひび割れはコンクリート内外温度差によるひずみの差が影響するのであって、コンクリート打設終了時から闇雲に外部だけを冷やすのは------そんな乱暴なことはしません、問題となっている構造物があるのであれば、近くの実務者に聞かれるのが早道です

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コンクリート標準示方書では、コンクリートの打ち込み温度を下げるのはひび割れ低減に効果があるとは言っていますが、養生時に外部を冷やすようには言っていません。乾燥しないように、日射等でそれ以上温度が上がらないように、養生をしっかりやりましょうとは言っています。

もうひとつ、温度ひび割れには「内部拘束温度ひび割れ」と「外部拘束温度ひび割れ」があります。構造物の大きさなどによって、両者の影響度や、発生時期などが異なりますが、いずれにしても打ち込み温度が高いとひび割れ確率は上がります。
このあたりのことは、コンクリート標準示方書の内容は非常にわかりづらいと思います。ごく簡単に知りたければ、例えば、「図解コンクリート事典」オーム社、少し詳しく知りたければ、JCIの「コンクリート技術の要点」などが役に立ちます。

施主の必要以上の対策要求に対しては、以下の本などを参考にしてはどうでしょう?
「現場で役立つコンクリート名人養成講座」日経コンストラクション社
「コンクリートのひび割れがわかる本」セメントジャーナル社