側溝の基礎砕石について

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初めて質問させていただきます。初歩的なことで恐縮ですが、回答していただけるとありがたいです。

側溝工の基礎砕石幅で、建設省の標準図集や県の標準図集を参考に設計しているのですが、基礎砕石幅は、側溝の躯体+左右に5cm余裕があります。
その余裕はなぜ5cmなのでしょうか?
また、重力式擁壁などは10cm余裕があります。
図書類を見ても理由がわかりません。
個人的には施工し易いように多少の余裕を取っているのかと思ってました。
図書等に掲載されているのでしょうか?

理解しづらい文章ですが、ご回答いただける方、よろしくお願いします。

コメント

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お考えの通り施工余裕です。

理由は推定ですが、小さい構造物は少なくて良いという考えなのでしょう。
(型枠幅は同じなので、同じでいいような気もしますが。。。小構造物はうすい?)

標準設計が図書です。

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早々に回答ありがとうございます。
実は、発注者からの質問で図集に掲載されている寸法です。と報告したのですが、
図集も何か決めた理由があるのではないですか?と根拠を突っ込まれ返答できませんでした。
参考になります。ありがとうございました。

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発注者側が自ら制定している図集について疑問を持ち、それを請負者側へ質問するということがありますね。
おかしい話です。

はじめの方の仰るとおり、余裕でしかありません。
誰かが制定した標準図集(特に建設省)に従って、都道府県、市町村など図集を制定しています。

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砕石基礎の目的としては、前出の様な(1)施工性によるものと、(2)構造物からの荷重を基礎地盤に均等に分散させる。という2つがあると思います。
このうち(2)に注目すれば、構造物からの荷重の分散角を30°とし、基礎砕石厚から分散幅を計算すれば基礎厚が10cmの時、10×tan30=5.8cm≒5cm 15cmの時、15×tan30=8.7cm≒10cm となります。図集等を見るとこれによらないものもあるので何とも言えませんが、一つの考え方です。
また、発注者の質問を深読みすれば、「今回の現場は、標準設計の範囲内なのか?」ともとれます。
標準設計は、ある条件(一般的?な荷重や地質)を想定した形状であるので、今回の設計区間には軟弱な地盤や特殊な荷重が作用する等、標準設計の適用範囲外となる恐れはないのかと言うことを確認したかったのかもしれません。
詳細設計における小構造物の設計は、一般的に設計計算を必要としていません(標準設計を想定しているため)。私たち設計者は、現場踏査の段階で周辺の同等構造物の状態や地形、露頭等を観察し、標準設計の適用範囲内かを確認することが望ましい。
特殊な条件が想定される場合には、発注者と協議を行い追加調査等が必要な場合には提案する必要があります。本来この辺の判断は、予備・概略設計の段階で詰めておくものですが、小規模な設計の場合いきなり詳細設計になる場合も多々あります。
思いつきで書いたため、はずしていたらすみませんです。

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コメントありがとうございました。
(2)の考え方は良い1つの理由になると思いました。
自分では考えもつかない考え方だったので参考になります。

ありがとうございました。

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昔は、現場打ちコンが主だったので、型枠を立てる寸法だと聞いています