側壁部の補強筋

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

側壁の施工を行う際に、側壁の施工を先行し埋め戻しを行ったうえで切梁を撤去する際、切梁が貫通する箇所に箱抜きが生じます。
この箱抜き部は切梁撤去後埋められます。
この箱抜き部の鉄筋は、補強筋を必要としますか?

コメント

ユーザー munimuni の写真

 ご質問の「側壁」なるものが、具体的にどのような荷重条件を受けるものか、
文面からだけでははっきりしませんが、一般的に言って、切梁撤去後の一種の
「箱抜き」状態にあるところに、補強筋をいれずにコンクリートを打設した場
合、強度的に弱点になることは明らかです。

 このような場合、周辺の一般部と同じ配筋をすることは困難なので、既に打
設した周辺のコンクリートにアンカーを埋込み、(又は周辺の鉄筋の端部にFD
グリップ等の継ぎ手を予め取り付けておき)補強筋を接合するのが一般的です。

 なお、荷重が大したことがなければ、チッピングなどで周囲を十分に目あらし
して、接着剤を塗布し、無収縮モルタルを打設することもありえるとは思います。