大量の石炭灰の有効利用方法

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

大量の石炭灰の有効利用方法について教えて下さい。

コメント

ユーザー seki の写真

 有効利用率はさまざまあると思いますが、ここでは(株)エネルギーエコマテリアの公表しているデータを利用させてもらいます。因みにこの会社は中部電力(株)のグループ企業で、中部電力の火力発電所からでる石炭灰を商品化し販売している会社です。
 このHPの中では、平成12年度を例に取り、火力発電所から発生した石炭灰の約80%を有効利用していると報告しています。その内訳は、セメント分野で約70%、土木・建築分野で20%、その他分野で10%となっており、その多くは、セメントの原料として使われています。
 セメント原料以外では、コンクリート混和材としてのフライアッシュ、地盤改良材、人工軽量骨材などに使われています。
 変わったところでは、プラスチックの原料として利用される例も出てきています。たまたまですが、これも中部電力(株)のHPのプレスリリースに4/15付けの発表記事が掲載されています。
 その他、石炭灰の有効利用に関する記事や事例は、以下のHPにもありますのでご覧いただければと思います。なお、これらはほんの一例ですので更にご存じの方があればお教え下さい。

 北陸電力(株):http://www.rikuden.co.jp/ash/
 四国電力(株):http://www.jpower.co.jp/bs/tec13000.html
 電源開発(株):http://www.jpower.co.jp/bs/tec13000.html

事業として実施している会社

 (株)間組  :http://www.hazama.co.jp/ashcrete/
 (株)テクノ中部:http://www.techno-chubu.co.jp/sekitanbai/sekitanbai.htm

その他、工業技術院(産業技術総合研究所)石炭灰研究成果DBでは、工業技術院が実施した研究成果が公表されています。

ユーザー 中川 義也 の写真

7,8年前ですが、研究課題として
石炭灰の発生地点(発電所)と
消費地点(セメント工場やコンクリート製品工場)を如何に最短経路で結んで
石炭灰のリサイクルにおける環境負荷を削減するか、どのような輸送手段を使えばいいか、というのを計算したことがあります。

ということで結構前からリサイクルの計画を進めていたと思います。