メッシュ横断測量はどのようなときに行うか

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5ha程度の土捨場の設計を行っています。
谷など地形の起伏が激しいため、各横断による平均断面法ではなく、
土量の精度向上を目的に、メッシュ法による土量算定を検討しています。

ここで、メッシュの交点高把握のため、
造成等でみたことがある「メッシュ測量」(20m間隔のタテヨコ格子状の横断測量)を行おうとしました。

ただしふと考えると、メッシュ法はメッシュ交点の高さがわかれば土量を算出できるため、
通常の20m間隔の横断があれば、その高さを20m毎にひろえば、
直交方向の横断がなくともメッシュ法に必要な交点の地高が求まり、土量算出ができるように思います。

であれば、造成事業などにおける「メッシュ測量」は、
一体何を目的として行っているのでしょうか。

教えてください。

コメント

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コメントが付いていないようなので,造成経験者として設計・施工の立場から意見を述べます。

>であれば、造成事業などにおける「メッシュ測量」は、
>一体何を目的として行っているのでしょうか。
直接的に答えるなら,高い精度で設計・施工を行うため,でしょうか。

まずメッシュの用途ですが,設計では各格子点ごとに原地盤高,計画高,盛土高などを設定し,
土量計算などに用います。施工においては,各格子点の高さが直ちに管理値にもなります。
また測量時に格子点へ打設された杭は,施工時における基準点としても用いられます。

横断測量は地形の変化点を捉えて行うものであり,格子点で必ず測量が行われているとは
限りません。20m毎にひろった高さは概ね正確な値かもしれませんが,施工管理値に成り
得るほどの精度はないかと思います。平均断面法よりメッシュ法で設計施工を行った方が
妥当であると考えられる場合は,測量も当然格子点で行うべきかと思います。

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コメントありがとうございます。

横断測量だけの場合、格子点地高が実測値でなくなる可能性があり土量精度低下が懸念される点、良くわかりました。

■では、横断測量において「各格子点の地高実測は必ず行う」こととした場合は、
土量計算上も、施工上も、縦断方向の各断面測量は、必要ないということでよろしいでしょうか?

(つまり、例えば100m×100mの区域で20m間隔の場合、20m格子点は必ず実測した横断図を作成しておけば、
 土量算出上も、施工上も、合計5×5=25枚の断面図を作成する必要はない?)

■もし上記のとおりであるとすれば、私が見たことがある「メッシュのタテヨコを網羅する断面図」は、
 何の理由があったのでしょうか?
 (ゴルフ場など、特に3次元的な施工精度が必要な場合に行うのでしょうか?)