ミドルサードの由来、つかいかた

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首件についておしえていただけますか

構造物の基礎の安定計算をする場合に出てきます“ミドルサード”の用語が今ひとつ理解できておりません。大変恐縮ですが由来、使い方などいろいろと教えていただけますか。宜しくおねがいします。

コメント

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「ミドルサード(middle third)」は「三分の一の中央部分」という意味です。
ちなみに、三分の一は one third、三分の二は two third と言う言い方をしますよね。
 middle third of ~ ; ~の中央部三分の一 と言うような使い方をします。

こんな説明で良かったでしょうか?

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基礎作用力鉛直成分の重心位置が、ミドルサード以内にあれば地盤反力は台形分布となります。
すなわち、基礎幅全体に地盤反力が作用します。
また、ミドルサードをこえれば、地盤反力は三角形分布となります。

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的確なコメントがすでにありますが,ろうばしんながら補足です.投稿者は核についての質問では?たぶん,周知のとおり核は,例えば,長方形断面(?底面の方がよいのかな)としましょうか?荷重が底面の中心線にそって偏って作用したとき,底面の3分の1以内にその荷重点がくる場合は,長方形底面の圧縮の反対縁には引っ張り力が生じないことの設計情報を提供します.という性格のものです.ただ,ここで投稿を思い立ったのは,最近ミドルサードという文言のみが一人歩きして,長方形がいつの間にか消えてなくなっているため,極端ですが,円形基礎のミドルサードと言うことも設計現場ではあり得るわけです.結局,長方形の基礎は常識だから表現しなくても分かるだろうと先輩諸兄は理解されるでしょうが,質問者は,おそらく混乱したのではないでしょうか?なお,ここでは幾何学的な話をしましたが,運用面において,どのように扱うかはまた別の話だとおもいます.参考になれば幸甚です.

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昔は以下の本を参考にしていました
題名:基礎反力の解法
著者:柴田直光
出版:鹿島出版会