コンクリート打設完了後の沈降クラックについて

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橋梁(橋台)の施工中ですが、アバット部分の打設時に非常に気温の低い時に打設を行いました。外気温で−3℃ぐらいでしたが、夜の8:00頃打設完了し翌日AM6:00頃仕上げの鏝仕上げを行いました。その日の夕方PM6:00頃レイタンス除去作業を行ったところ、ウイング部(躯体厚さ60cm)の表面に沈降クラックが発生していました。この場合どこまでクラックの影響があり、又その補修方法などがあればご指導願います。ちなみに配合は24−8−25でBB(高炉)です。よろしくお願いします。

コメント

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>[表面に沈降クラックが発生していました。この場合どこまでクラックの影響があり、又その補修方法などがあればご指導願います。ちなみに配合は24−8−25でBB(高炉)です。よろしくお願いします。]
1.沈降クラックとの用語は初めて聞く用語ですが、土木用語に無いのではないでしょうか。造語では?言葉のままですと、コンクリートが下がり、鉄筋の上にクラックが発生するような状況を言っているのでしょうか。
粗均し、仕上げ均しの段階では通常(表面クラック・発生した場合は)、は発生しないですね。他の原因が十分考えられますね。
2.クラックの種類を決め付けていますが、単純には決めつけられないですね。詳しく照査、分析する必要がありますね。
3.発生の詳しい状況、幅、長さ、深さ、本数、場所、傾向、何時入ったのか。その時間経過などを把握します。経過を含み時間、日数経過などひび割れ調査を継続して行ないます。
4.クラックが進行中か、一時的か、構造的なものか、表面クラックか、事前にクラック予測、制御検討を行い、制御を行なったのかなどが原因を突き止める重要な要素となります。
5.コンクリートの打ち込み高さ割、区画、養生方法、養生温度管理、湿度管理、風対策、凍結対策、保温対策等をどのように計画して実施したかも原因を突き止める重要な要素です。
6.先ずは、計画、実施、現地調査から原因の追究、その後原因の決定、対処方法の決定となります。順序を踏むことが大事ですね。
質問の状況では、原因が不明につき、答えられないですね。

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普通の表現です

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先の方がおっしゃるとおり、現地で調査しないとわからないですので、コンクリート診断士等による調査を行って下さい。
質問の通り、沈降クラックだとしますと、最上段の主筋までひび割れがつながっている可能性がありますし、最上段の鉄筋下面にも空隙があるかもしれません。その場合、エポキシ樹脂注入をするか、最上段の鉄筋下に骨材が回る程度まで斫り、新コンクリートを打設するなどが考えられます。
吸熱養生や風による乾燥クラックならば、ひび割れ幅により、塗膜防水材やポリマーセメントペーストの塗布、エポキシ樹脂注入、クラックに沿ってカットしてポリマーセメントによる補修等が挙げられます。

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沈降クラックということで、以下、御参考まで。影響範囲は、上端筋の表面までとみるべきと思います。当然、鉄筋の下側も沈下しているはずですが、これについては、同じコンクリートを同じように打設する限り、沈降ひび割れを意図的に消しても同じように生じる訳ですから。
補修については、エポキシ樹脂注入 or 含浸で十分と思います。沈降クラックはひび割れ幅が大きいので、もし、日射のよく当たるような部位であれば、セメント系の注入材の方がよいと思います。

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恐らく、コンクリート表面のタンピング不足が原因です。しっかりと、再振動と表面仕上げをすれば発生しません。私の場合、作業員の足でコンクリート表面をしっかりと踏ませ、それでタンピング効果を得ています。タンピングの時期をしっかり考えればひび割れは出ませんよ。たぶん表面だけのひび割れなので、表面浸透剤系の補修材を使用すればいいと思います。