FEM講習会に参加して

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1. FEM講習会に参加して、疑問に思ったこと
 
 1) 理論的背景は、確立しているものとして、拝聴させていただき
   ました。
    計算値と実験値との整合性、実物観測データと計算値の比較
   等の結果からすると、まだ、実構造物の設計に適用するのは、
   無理なのではないかという疑問がわいてきました。
    限定的な細部設計のみに使用すのがだとうなのでしょうか。

 2) 実設計に適用するためには、どのような問題があるのでしょうか。

コメント

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回答)有限要素法を橋梁の設計に使用する事例は数多くあります。ただ一般的な橋梁の設計に用いられている場合は限定されています。在来の設計で出来るものにわざわざ有限要素法を適用することはありません。一方新形式の橋梁、耐震設計では有限要素法が設計面でも大きな役割を演じています。有限要素法は設計手法として万能ではなく制約や限界があります。講習会でも若干触れたように、コンクリートが絡む問題、溶接部や隅角部の応力集中の問題は有限要素法でもまだ設計に直接的に適用できず、研究段階あるいは補助的な利用になっています。今後有限要素法を設計に広く用いるべく各種課題を解決していきたいと存じます。

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いつの時点でのFEM講習会ですか?
日時や開催場所を特定していただけますか?

ユーザー 匿名投稿者 の写真

「構造工学における有限要素法の基礎と応用講習会」
2004/1/22  〜 1/23
場所: 土木学会2階講堂