地すべり 水位観測孔の仕様

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

質問内容は表題の通りです。
調査ボーリング終了後に水位観測孔を設置する際、一般的にはオールストレーナか部分ストレーナ(すべり面付近のみ)加工による塩ビ管を挿入すると思います。
当北、北陸地方の泥岩を基盤とする粘性土〜崩積土地すべりなどを担当することが多く、著しい逸水区間が無い場合に限り、また、災害でなく自動観測の必要が無いケース場合においてオールストレーナによる観測孔を設置することが殆どです。
ですが、いつも思っていたのですが、他の地すべりではどのような仕様で水位観測孔を設置されているのかと・・・。
宜しければ今後の参考資料にしたいと思っておりますのでお教え願えませんでしょうか。

コメント

ユーザー takashi_mai の写真

私の場合、すべり面がハッキリしている場合には、
すべり面に達しないまでの深度の別孔を用いる事が多いです。
すべり面がハッキリ分からない状態では試錐日報解析
を行い、水位低下が生じる深度の把握をしてから、
その深度までの別孔を掘ります。
水位低下の深度が複数ある場合は、別孔も複数にしています。
地下水検層を行う場合には、いずれの場合も、全ストレーナーとしています。

別孔を掘る余裕がない場合は、孔底から水位低下深度まで無孔管として
セメントミルク充填を行ったりしてます。

要は、すべり面に作用する水圧を捉えることが出来れば良いと思います。