盛土の上に造られた溜池の水漏れ

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団地造成で
造成地の上に溜池が造られたが、水漏れが激しい。
又、地下水排水官には水が集まらない、
溜池下の調整池には地下水が流れこまない。
地震や大雨のとき、団地造成地の地すべりが心配です。
近くの住民として何か適切な対策ありませんか。

コメント

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地下水の分布を面的に調査する。
既設排水が機能していないことに起因する地下水位の上昇が
認められる場合、もしくはため池のもれの水みちが確認できた場合、
そこを狙って、横方向の排水ボーリングを設置する。

地すべりが心配であれば、地質調査も行い、地下水位上昇も考慮した
地すべり安定計算を行い、排水ボーリングの効果を推定する。

本当に既設排水が機能していないのか、本当にもれているのか、
排水ボーリングを計画する場合その位置が妥当か、がポイントだと思います。

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対策として次の順序でどうでしょうか。文面では詳しい地形、地盤の高さ、溜め池の構造、調整池の構造、水漏れ状況等が判りません。
1.自治会(防災部会等)で、行政等(市、町、区)に調査依頼を文書で行う。
2.内容は、全体の地図に、疑問と思う箇所の写真(雨天時、晴天時比較)などをつけて立ち会いの調査依頼を行う。
3.市町村には専門家(土木、建築、その他)の職員が配置され、造成時の確認申請図書なども有り、造成前の地形図と完成時のの比較も出来ると思います。
4.行政の概要調査(既存の図面、現地の目視調査)が終わり、必ず報告書を作成して頂く事が肝心です。(公文書としては難しい事もあります)
5.文書が困難な場合は、口頭で調査結果を聞き、今後の指導を仰ぐようにすると良いと思います。
6.次の段階で具体的な現地調査、対策の立案、工法の決定、設計、工事となります。
  1)調査計画書の作成(地質調査会社、ゼネコンと見積、契約)と実施。
  2)同上のコンサルで解析、追加調査、危険度、工法の立案、工法の決定を行う。
  3)工事業者の選定、契約(工事金の負担率・官民決定)、対策工事施工
  (対策前と対策後の写真、地形測量、影響調査を含む物とする。5年間位)
7.施工後の調査から問題のあるなしを検討、評価して最終の成果記録を受領する。
8.問題は、誰が調査の金、工事費を負担するか。原因は何で、造成の施工業者、土地の販売業者に負担の瑕疵責任があるか。あるばいいはお金の負担が可能か。
9.対策工事の設計について誰が最終的な判断(責任)をするのか等難しい問題が発生する。
10.概要調査の段階から行政の担当者、自治会幹部、専門家(地域のボランテア)等を
入れた対策協議会を立ち上げて長期的な取り組み(10年間位)が必要となる。