特殊堤について

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

河川計画をしている者ですが、景勝地周辺での河川改修計画で苦慮しているので、お知恵を頂きたいと思います。
当該河川は景勝地(渓谷)内にあり、河床は岩盤で掘削による崩落も懸念される地形です。また、景勝地であることから周辺には土産物屋等が張り付いていて引き堤も困難な状況です。このような状況で断面が不足している場合、トンネルが考えられますが、予算的に無理。ということで、特殊堤について検討しています。

コメント

ユーザー yoshi-t の写真

「河川砂防技術基準(案)同解説 設計編?」の「2.1.7特殊提」の解説にある、図1−3に示されているような、パラペット部分の下(一般的な河川で護岸工を設置する部分)に擁壁を設置するということなのでしょうか?

この場合は、擁壁と分離されたパラペットを設置する必要があります。

それとも、図1−4のような自立式擁壁とするということなのでしょうか?

この場合は、擁壁の高さとして、余裕高を見込んでいるので、別にパラペットを設置する必要はありません。

どちらの方法でも計画することは可能だと思いますが、景勝地とのことですので、景観や環境の問題をクリアできるのかも検討されることが必要かと思います。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

早速の回答ありがとうございます。
現在検討しているのは、現地盤からHWLまで重力式擁壁で、余裕高部分をパラペットで考えています。(土地利用の制約上、すべて擁壁にもできない)
技術基準では安定計算及び構造計算を行えば、大丈夫なのかなと思っています。
ただ、おっしゃるようにパラペットにより景観を阻害することになり、今後地元や自治体との協議が難航することも予想されます。治水をとるか、景観をとるか難しい問題です。