土木積算

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建設会社に入社して5年経ちましたが、今後、積算の勉強をしたいと思っているので何か参考になる文献、フリーソフトがあれば教えていただきたいのですが。
何卒、よろしくお願いします。ちなみに私は土木の現場監督です。

コメント

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 回答の前に積算と申しても色々有ります。

 原価を出したいのか、客先に提出する出値を決めたいのか、一般的な方法を知りたいのか?

 まず一般的な話ですと、種々ありますが、例えば
土木工事数量算出要領(中部地方整備局)
http://www.cbr.mlit.go.jp/architecture/kensetsugijutsu/doboku_sansyutsu/index.htm
このようなものは、各整備局や県単位であります。ほぼ内容は似通っていますが、当然特色があるので別になっています。

 原価は、お勤めの会社の積算担当者にお聞きください、それこそ千差万別、説明できかねます。

 客先に出す価格は、お勤めの会社の営業ににお聞きください、これも各社特色があります。

 なぜこのような回答の仕方をしたかと申しますと、このような内容の話は、公開の場所で、社外の方に聞く内容でないからです。分掛自体は標準的な考え方がないとは申しませんが、価格構成は、工法と密接に繋がる内容です。各社独自の内容もありますし考え方も有ります。

 現場の方でしたら、積算を学ぶより、山積と拾いを工法に従いできるようになることが重要です。それが出来れば、後は単価を入れれば金額は出ます。
 上記のようにして算出できれば、工法を変えたり、工事内容が変更された場合に、必要な金額と人工、工期がすぐ把握出来ます。

 まあ官庁の拾い方法は汎用性があるので、学ぶことにそれほどの無駄はないですが、自分の従事している作業に直接結びついていないと、学ぶ気力もなくなりますし、意味もなかなか理解しにくいです。
 また、自分の従事している業務ならば、出来方からは見えない拾い忘れや、作業人工なども見えてくるので私は、山積や拾いをしっかりと勉強することをお勧めします。

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国土交通省土木工事標準積算基準書

  国土交通省土木工事積算基準〈平成18年度版〉 国土交通省大臣官房技術調査課

 

  国土交通省機械設備工事積算基準〈平成18年度版〉 国土交通省総合政策局建設施工企画

 

  土木工事積算基準マニュアル (平成18年度版)

国土交通省土木工事積算基準による諸経費率早見表―共通仮設費率・現場管理費率・一般

管理費等率・イメージアップ経費率 建設物価調査会積算委員会

土木工事積算標準単価 (平成18年度版) 建設物価調査会積算委員会

建設工事標準歩掛 建設物価調査会積算委員会

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「・・・フリーソフトがあれば・・・」とおっしゃっているのが気になるのですが、
積算システムの事を念頭においているのでしょうか?

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もし、発注者(官公庁・自治体等)の積算手法を学びたいのであれば、下記の本が参考になります。
土木一般:土木工事積算基準マニュアル
下水道工事:下水道工事積算の実際

積算用フリーソフトというのは残念ながら知りませんが
土木一般:土木工事積算標準単価
下水道工事:下水道工事積算標準単価
にCD−ROMが付いており、
数年前に購入したときは表計算(エクセル形式)で単価が計算されるようになっていました。

いずれも(財)建設物価調査会 発行です。
また同会では、積算実務講習会を開催していますので、参加されるのも良いでしょう。

積算単価は、表計算ソフトでイチから作っていくのもある程度は可能ですから、ご自分のよく担当される工種の単価を積み上げて算出してみて、感覚をつかまれるとよいと思います。
工事一式すべてを正確に(基準どおり)算出するのは、市販の積算ソフトがないと、かなりたいへんです。

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上記については、あくまで発注者が予定価格算出のために使用している「積算基準」であることに留意してください。
現場は現場で、別に積み上げて工事原価を算出する必要があります。

積算とはなんぞや、という話は、下記ページが非常にためになります。
「けんちゃんの建設業IT講座−積算の考え方」
http://blog.livedoor.jp/miyakentora/archives/cat_868086.html
ぜひご一読ください。

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  −−− 偽積算屋 より −−−
積算を真面目にやって見たいのなら、積算ソフト・「土木工事積算基準」・積算資料(建設物価 4月 10月)は必須と思います。
積算ソフトについて言えば、積算MebiusやGaiaなどが実務上は良いような気がします。細かいところならMebius、工種検索などの手軽さならGaiaかなぁ。今ならGaiaかなぁ。
昔、カシオの積算ソフトのデモを見たことありますが、役所の積算通りに入力したものが実行予算にも使えるように下位代価まで計算式が反映されてたので、主な工種全てを1個ずつ入力して積算したものを定期的にエクセル出力してもらえば、歩掛単価として使えるかも(ある意味、フリーソフト?)
積算ソフトのヘルプなどである程度の積算は出来ますが、やはり「土木工事積算基準」
があると構造物単位などの積算分けや自分の経験値の少ない工種について役所が日当たりどの位の施工を考えているかなど、施工計画にも有用と思います。
欲を言えば、市場単価などを昔の歩掛などを利用して簡易な歩掛など作っておいたり、
役所単価と別に実行ベースの主に日当たり単価などを応用出来るようにエクセル化しておくと便利。 慣れると簡単な工種なら設計・実行を施工規模に合わせてワンタッチで出来るようになります。(半年ごとの単価修正が少し手間ですが。)
低価格が当たり前の時代で、利益を出すために入札価格の90%で実行単価を作るだけのゼネコンさんもまま見受けられますが、それでも基本として必要となることが多いですね。