この夏、電力不足が言われていますがあなたのところの対策は?

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ユーザー seki の写真

 東京電力の原子力発電所点検データの改竄に端を発した電気供給力不足報道や東京電力の節電要請とお詫びのCMなどを目にする機会が多くなっている。
 つい最近は、NECが受給調整契約にもとづく訓練を実施した、キリンビールがこの夏の生産拠点を東京電力管内から移す計画をしているなどの報道もなされている。
 では、私たち土木の世界では、何もしなくて良いのだろうか?工事用電力として、電力会社から電気を買っていること、動力として電気にたよっていることは意外と多いのではないか?
皆さんの現場では、どのような対策を考えておられるのか、差し支えなければお教え願いたい。

 さて、一口に停電といっても実際はどんなことになるのだろうか。

コメント

ユーザー 中川 義也 の写真

ライトアップの自粛は、
ピーク時間帯から外れているので、実質的な効果は少ないそうですが、
心情的な効果を狙っているそうですね。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

某電力会社の者です。
大丈夫。停電はさせません! ご安心ください。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

安心して電気をバンバン使っていいということですか?

ユーザー seki の写真

 確かに電力会社の方のご発言としては正しいのでしょうね!!

 ただ、私の言いたかったのは、「とは言っても・・・の部分です。」皆さんもご家庭で、突然ブレーカーが落ちた経験はあろうかと思います。原因は様々ありますが、瞬間的な過負荷もその一つです。瞬間的な過負荷の発生は、今まで使っていた電気量の中に冷暖房機器や電子レンジなど電気容量の大きな機器の起動時に発生する電流が加わる時に起きることが多々あります。
 これと、同じようなことが変電所周辺で起きると、例えば昼休みが終わった時、たまたま工場の動力スイッチ同時にオンされた場合、変電所が過負荷となり停電に至るケースもあると思います。通常の状態なら予備電源が用意され、このような過負荷に対しても瞬時に対応がつき、停電に至ることは無いわけですが、今年については、その余力が今のところ(充分)確保されているとは言えない状況だと思います。今日の新聞では、どうやら6月分は確保できる目途が立った様ですが、7,8月はまだ厳しそうです。

 電気を止めて困った例を紹介します。これは、停電ではなく、数年ぶりの大規模な電気設備の点検で電気をとめた時に起こった例です。その事故は、情報共有様に使っていたサーバーで発生しました。使用期間はちょうど3年経った所で、1年ぶりくらいでサーバーの電源を落とした気がします。電気設備の点検が終わって、いざサーバーの電源を入れましたがサーバーが動きません。調べてみるとハードディスク4つの内起動部を含めた2つが壊れていることがわかりました。その後の混乱ぶりは、ご想像にお任せしますが担当者にはかなりの負荷がかかったことは間違いありません。幸運なことに今回は、何とかデータを救うことができまた。

 計画的にスイッチを切ることですら、こんな問題に直面することもあります。

 皆さんも、一度、停電が起きたときにどうなるかシュミレーションだけでもして置くことをお薦めします。

                                      
 

ユーザー 匿名投稿者 の写真

私も某電力会社の者です。現在17台中16台の原子力発電所が停止しており、停止中の柏崎刈羽7号始め3台の発電所は6月中の再稼動に向かって進みつつありますが、その他については先行き不透明であり、いずれにしろ絶対的な量は足りず、また、夏場の電力需要は温度上昇に極めて敏感であるとか、不確定要因があまりにも大きいと思います。大口のお客様への緊急時調整などのお願いを含め、こちら側の不祥事によりながら、節電をお願いしている、という状況のもと、「御安心ください」はやや楽観的にすぎるのではないでしょうか。

ユーザー ふくしま の写真

リスクの評価は、「大丈夫か否か」ではなくて、確率的にあらわされるものだと思います。
そもそも、原子力発電のリスクに対して<100%大丈夫>とは言えなくなったのが事の始まりなのですから。

ユーザー ふくしま の写真

ZDNetと言うIT関係のニュースサイトで電力供給不足に関する記事が書かれていました。
http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0306/02/epn28.html
その中で、無停電電源装置(UPS)のメーカーであるAPC社のQ&A集が紹介されています。
http://www.apc.co.jp/about/power_crisis.html

なんだかUPSの宣伝みたいになりましたが、パソコン等のIT機器に関して言えば、常時電源を入れておくサーバー等については、安全に電源を切ることができるUPSは有用かと思います。
個人・家庭等で用いているパソコンは、UPSを導入しているケースはまれでしょうから、データバックアップの頻度を上げる程度の備えは必要かも知れません。

今回の電力危機は、数年前の2000年問題や、先般の航空管制システムのダウンを連想します。
2000年問題の時は、個人レベルでは念のため水と燃料の若干の準備だけはしたことを思い出しました。

ユーザー seki の写真

 サーバーやディスクトップタイプのパソコンをお使いの方に無停電電源装置は必要と思います。価格的には、1.5万〜2万円程度からあるようです。価格.comなどで調べてみると良いと思います。ただ、価格の安いランクのものは、5分間くらいしか使えませんので注意してください。

 ノートパソコンをお使いの方は、たいていバッテリーを積んでいますので、電源が切れてもすぐにパソコンがダウンすることはありません。一度スイッチを入れた状態で電源を抜いてみると判ると思います。試してみるときは、作業中のファイルは念のため保存して置いてください。

ユーザー seki の写真

 投稿をした責任から、東京電力などのHPをウォッチして見ました。
 
 幾つか興味深い情報がありましたので報告します。HPのトップに掲載された記事の中にあるのですが、通り一遍で見ていると見落としかねない内容です。東電さんもう少し、工夫してもいいのでは?

 前置きはここまでにして、
・東電では、6月23日〜9月5日までの平日だけですが、テレビ、ラジオ、インターネットで「でんき予報」なるものを行うようです(5/30の記事)。内容の詳細は書かれていませんので、どんな物かは解りませんが、その日の予想程度は出してくれるのかな?

・東電の「当面の電力需給見通し」というのが6/2付けで発表されていました。内容は、新聞などで報道されているのでご存じの方も多いと思います。内容的には、素人が読みずらく理解しずらいのですが、2ページ目の参考資料を見ると、「6月の最終週からお盆前については、過去5年間のその週の最大使用実績の電力が発生したら供給力が不足します」と入っている様です。実際はグラフだけしか無いので私は、そう解釈しました。

・ただ、実体としては、東電だけでなく国や都など多方面から節電のお願いなどをしていること、それに答えようとする動きがあることから「過去の最大使用実績」が出るとは考えずらいので、即その期間が停電が発生する期間とイコールとは言えないと思います。しかしながら、図を見ると400万KWの電力が不足する予想となっています。

・経済産業省 資源エネルギー庁も節電をお願いするHPを新たに立ち上げたようです。
   http://www.setsuden.info/
 つい最近、このHPでも紹介されている「節電隊」の結成式の様子がテレビで放映されていました。

 まあどちらにしても、厳しい夏になりそうですね。