日本の地下鉄は安全?

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

 昨日来、韓国の地下鉄での火災報道が大きく取りあげられています。
 私も毎日通勤で地下鉄を利用しています。毎日通い慣れた駅ならまだしも近頃の駅は、非常に深くなっています。
 日本の場合、地下利用施設の安全基準やその管理はどうなっているのでしょうか。解ったら教えて下さい。

コメント

ユーザー Okamura の写真

 先日の報道で、日本の地下鉄は車体本体や駅構内に使用している材料に不燃性のものを使用しているため、韓国での事件の様に急激に燃え上がることはあり得ないと報道されていました。また電気系統について全ての電源が一度に落ちることは無く、電車にも予備のバッテリが搭載されているそうです。
 ただし今回の事件においては構内の排煙が間に合わず、通路が煙突の役目をしてしまった為、救助活動が困難となってしまった事もあり、これは想定外の事だと思いますので、やはり地下施設の防災対策の見直しは必要となってくるのではないかと思われます。

 排煙技術についてはH13年の防災白書で「地下施設の排煙技術の研究を行った。」と記述されている箇所があります。研究はH12年度に独立行政法人 消防研究所で行われているようです。基準化されて実際に新しい施設に使用されるにはまだ少しかかるのかな?

 また、yahoo!のニュースで地下鉄の3割が基準を満たさずとの記載がありました。供用開始時期が古い地下鉄では気を付けておいた方がいいみたいです。

ユーザー seki の写真

 2/19付けで日本建築学会防火委員会が「韓国大邱(テグ)市で発生した地下鉄火災について(速報)」を発表しています。

 今後、検討していく必要のある技術的課題として以下の4点を上げています。
1.車両内装材料・座席等の燃焼性の把握と評価
2.車両で被害を局限化させる方策の検討
3.電車車両・地下駅での群集の避難行動の把握
4.地下駅舎のように特殊な形状で空気流出入経路の多い閉鎖的な空間で有効に機能する排煙方式の検討

 詳細は、以下のURLを参照してください。
http://news-sv.aij.or.jp/bouka/aij_bk/tegu.htm

ユーザー 井上 直洋 の写真

 国土交通省は、2/20付けで全国の地下鉄駅556カ所での避難通路及び排煙設備の設置状況(速報値)をHPにて公表しました。

http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha03/08/080220_.html

 これによると、昭和50年に定められた基準を満たしていない駅は、避難通路で99駅(18%)、排煙設備で149駅(27%)となっています。

 また、添付資料として「地下鉄道の火災対策の基準について(昭和50年1月30日 鉄総第49号の2)」及び「地下鉄道の火災対策基準の取扱いについて(昭和50年2月14日鉄土第9号)」が付いており、基準の詳細を知る上で役立つ内容となっています。

ユーザー 中川 義也 の写真

4/11付けで、正式な調査結果が出ています。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha03/08/080411_.html

駅ごとに基準未達成の内容が示されています。また今後の対応として「地下鉄道の火災対策検討会」を設置するそうです。