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 ご質問のとおりダムの堤体(コンクリートや岩で出来たダム構造物を堤体(ていたい)と呼びます)の中には、止水のために行うカーテングラウチング(解説を参照)の作業、堤体内に設置した放流設備や堤体内に設置した様々な計測器(例えば地震計やダムからの漏水の計測器)などの管理や修理のための通路が設けられています。
 この通路は、通廊(つうろう)と呼ばれています。ただ、ダム高さが低く、上記の設置要件がない場合は省略されることもあります。

(解説)カーテングラウチング
 ダムは、一般に強固な岩盤の上に設置されます。しかしながら、岩盤は均質なものではなくほとんどの場合、連続した亀裂などが原因で透水性の高い(水が通りやすい)部分を含んでいます。この岩盤にダムに貯めた水の力が加わると透水性の高い場所は水道(水の流れ道:みずみち)となって、苦労して貯めた水を貯水池の外へ出してしまったり、極端な場合ダムを設置した場所の岩盤を壊してしまったりします。
 このような事を防ぐため、岩盤の補強方法としてグラウチングという方法があり、止水を目的にしたものをカーテングラウチングと呼びます。この他、岩盤の強度的なバラツキを改善するためのコンソリデーショングラウチングなどもあります。
 グラウチング工法は、岩盤にボーリングを行い(岩盤に機械で穴をあける)、そこから高圧のセメントミルクを岩盤内に注入し、岩盤内の空隙を埋めていきます。

 イメージをつかむには、こちらのサイトにアクセスしてみてください。
http://www.kajima.co.jp/gallery/const_museum/dam/gijutsu/g_list/07.html

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