プライムコート用乳剤の分解について

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 ある現場において、路盤開放しないことから乳剤散布後の養生砂を
散布しないように強く言われています。理屈は理解していますが、
舗設2日前に散布したPK3が分解はしていると思いますが、日中の
直射日光等で表面が粘性になり、靴裏に砕石とともに剥がれ
原因を追究されましたが正当な回答を言えません。
本来乳剤は分解したのちに気温上昇によって変化するのですか。
養生砂を散布し舗設前に余剰砂回収等の清掃を行った路盤面に舗設
した場合、実際にはどこまで接着性が劣り、将来の破損につながるの
ですか。ほとんどの現場では養生砂を散布しなければいけない
状況ではありますが。

コメント

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プライムコート(PK-3)の目的は次のとおりです。
1. 路盤表面部に浸透し、その部分を安定させます。
2. 降雨による路盤の洗掘、表面水の浸透を防止します。
3. 路盤からの水分の毛管上昇を遮断します。
4. 路盤とその上に施工するアスファルト混合物とのなじみを良くします。

セメント安定処理路盤や高浸透の必要な場合には,高浸透プライムコートを適用し,べたつきがないので
砂は撒きません.

乳剤は,アスファルトがベースなので,ストレートアスファルトの軟化点に依存しますので,
分解しても,気温や路盤の温度の影響により,粘りやべたつきは変化します.

重要なことは,粒状路盤の表面の細粒分を安定させ,降雨時の先掘や雨水浸透を妨げる機能が重要と思います.

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ありがとうございました。