のり面保護工(鉄筋挿入を併用したモルタル吹付)について

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皆様のご意見いただけたら幸いです。

当現場の切土のり面(土砂混じり軟岩相当)が表層崩壊を起こし、小段を巻き込み3段分の地滑りが発生しました。
対策として、切り直し(1:1.2→1:1.5)および、鉄筋挿入を併用したモルタル吹付による方針を採用しました。

そこで、施工の都合で、鉄筋挿入と切り下げを同時に行い、切土完成後にモルタル吹付を予定しています。
通常、モルタル吹付後に鉄筋挿入をすることにより、地山と表層の縫い付け効果があると思うのですが、今回の場合施工手順が逆転しています。

この場合でも十分に縫い付け効果を発揮するのでしょうか?また、そのような事例をされた方がおられましたら、教えていただきたいです。

コメント

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のり面保護工に鉄筋挿入というのがあるのかは知りません。初めて聞きましたし、鉄筋とモルタルの付着応力など微々たるもので効果があるのか分かりません。

のり面を寝かせ、ラスモルタル吹付が良いのではないかと思います。
ラスは鉄筋で押さえますし、そのラス上にモルタル吹付ですから、以後崩壊要素を面で押さえる構造にもなります。

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>pen様
ご意見ありがとうございました。
鉄筋挿入はグラウトを定着材とした補助工法です。イメージはトンネルのNATM工法と同等です。
私もモルタル吹付で良いと思うのですが、2度目の表層崩壊なので発注者が警戒してましてこのような対策になりました。

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まさかとは思っていましたが、やはりNATM理論だったんですね。
NATMはほとんど詳しくはないですが、地山を固めていく理論を簡単に言えば、フニャフニャのコンニャクに串を指していく毎に硬くなっていく。そんなイメージだと思います。
ただ、それは解放エリア(土が移動する逃げ場がない)がない場合に効果を発揮するのだと思っています。

法面にも効果がないとは思いませんが、効果があるのは法尻で上方に向かうにしたがって効果が薄れるのではないかと思います。(上載荷重がだんだん減っていって、最後は上空ですものね)

そのようなものだとフリーフレーム(密閉型)が無難ではないかと思います。
あまり風化してない部分では、経年風化深度を考慮したロックボルトを挿します(それでも全長2mくらいです)
風化している部分はケーブルアンカーで基盤に挿します。
ロックボルト3m以上になるとケーブルアンカーの方が安いのではなかったかと思います。

いずれにしても水平ボーリングでもしなければ、地質見立てが出来ないですし、原因は水なんだろうと思います。
1度目の崩壊への対策は何をしたのだろう? 土を張り付けただけだろうか?
1:15にするだけで大分違うと思いますし、それでも不安定なら2割にすればいい(用地制約なければ)
受け入れ地の確保さえすれば、土を切って出すのが一番安いですものね。

テールアルメ、そんなものでも高盛土が成り立つので、ポピュラーな手法でやれば良いと思うんですけどね。

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>pen様
鉄筋挿入長は現在ボーリングを実施中で、支持地盤層を確認し安定計算後に決定する予定です。
1度目の崩落の原因は想定外の雨量により、既設の小段排水がオーバーフローし、のり面を流れた事により発生。
2度目の崩落は山側に未確認の断層があり、そこから表層崩壊(くさび型崩壊)が発生しました。

1度目の崩壊時の対策は1:1.4に法勾配を変更し、同じくモルタル吹付+鉄筋挿入(2m)を予定していました。
切土による対策の考え方には賛成しますが、施工管理者としては地元負担が増大しますので、安易にそちらに方針を取れないのが現状です。

返信ありがとうございました。

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雨水崩壊やくさび崩壊から判断すると、断層なのではなく地割れなんだと思います。
今、モルタル吹付+鉄筋挿入を目論んでいるようですが、鉄筋挿入はゆくゆくは崩壊するであろう将来崖錐層を健全な岩を支持層として抑え込むための芯材です。抑え込む面材はモルタル吹付。
しかし、モルタル吹付では芯材を受け止めるだけの強度がないのではないかと思います。
フリーフレームと鉄筋(ロックボルト)との組み合わせはokですが、モルタル吹付と鉄筋の組み合わせは私の経験上聞いたことがないです。
モルタル吹付面に支圧版みたいのがあれば、それはそれで成り立つのかもしれません(画鋲のような感じです)

私の感覚ですが、2度の崩壊起因は雨なんだと思います。
雨で崩壊する程度の斜面は軟岩ではなく、転石交じり土砂もしくは土砂化した岩だと思います。
それをモルタルで押さえつけるのはたとえ鉄筋を差し込んでも難しいんじゃないかと思います。

私も過去にそんなケースがあって、どうにもならない状況でした(砂岩でしたから本当に土砂化しました)
対策はのり面には手を付けずに、落石防護柵でしたね。(待ち受け型というやつですね)
話が直球ではないですが、そういう考えも視野に入れておくと良いのかもしれません。

なにぶんにも現場を見ていないので、ピントずれしてるかもしれませんが参考になれば。

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>のり面保護工に鉄筋挿入というのがあるのかは知りません。

都市土木しか経験がないのでしょうね。
私は逆に都市土木は経験ありませんが…。
切土のり面が発生する道路設計を2,3回していれば、一度は経験すると思います。
都市と地方の違いなのでしょうが、結構驚きです。

施工手順が逆になることについては、構造的には問題ないのではないでしょうか。
計算書はロックボルトだけで満足する内容になっていないですか。
将来に渡ってのり枠を設置しないのは設計方針と違って良くないですが、一時的ですよね。
そもそも通常の逆巻でも切土、のり枠の設置、ロックボルトの設置もタイムラグがありますよね。

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のり枠→モルタル吹付
の誤りです。
失礼しました。

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私も都市土木の経験はありません。

今回の山は、表層崩壊と未確認の断層があったので、縫い付け効果が重要だと考えたのでこのような質問をいたしました。
計算はロックボルトのみで満足する予定です。その考えですと確かに構造的には問題がないと思えました。
ご意見ありがとうございました。

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鉄筋挿入というか、法面用のロックボルト工法ですよね?
素人考えですが、グラウンドアンカー工法であれば、緊張力(プレストレス)を与えないといけないので、先に施工するのは無理ですが
ロックボルトであれば、切土作業時に鉄筋棒やグラウトを痛める心配がないようなら、問題なさそうな気がしますが・・・?
http://riseslopedesign.com/wp-content/uploads/2018/03/rockbolt3_tab1.pdf

できれば斜面設計者のプロの方にお話しお伺いしたいですね。

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資料ありがとうございました。
今後の参考にします。

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斜面設計のプロではありませんが...(汗

いくつか
気になる点について

1.土質について

  ボーリング調査の結果を待たずに緩勾配への
  切り直しが必須になっていますが何故でしょうか.

  崩壊面の土質(岩質)は相当悪いのでしょうか.
  であるなら切り直しも考慮すべきと思います.

  ただ,一度目の崩壊時の質問者様の判断はモルタル
  吹付だけでしたので,それなら崩壊面の土質(岩質)
  は自立性があると判断できます.

  ならば,ある程度の切土は完了している(三段程度)
  ので,ボーリング調査の結果に基づいて土質判定と
  安定計算を行い,

  ・崩壊深が深い場合
    緩勾配で切り直して地山補強土工法を併用する.
    又は,今の勾配のままグラウンドアンカー工法を採用する.

  ・崩壊深が浅い場合
    緩勾配で切り直す.
    又は,今の勾配のまま地山補強土工法を採用する.
    又は,緩勾配で切り直して地山補強土工法を併用する.

  上記の何れかになると思います.
  性急に緩勾配で切り直さずに,現在の勾配で補強を行う方が
  工費が安い場合もあると思います.

2.逆巻き施工とモルタル吹付について

  逆巻き施工時のモルタル吹付の有無は,地山補強土工法の
  構造そのものには影響ないと思います.

  逆巻き施工と地山の土質(岩質)の関係が問題かと思います.
   緩ければ自立しない(のり面及び孔内)
   硬いが節理が多く発達している.
    下段の掘削で上段が緩む.
    グラウトが緩ければ節理に流出して孔内を充填できない.
    グラウトが固ければ孔内を充填したか確認できない.
  等が考えられます.

3.断層について

  節理や層理ではなく断層なんですか.
  そもそも断層なら活動した際の力に地山補強土工法で対応可能
  なのでしょうか.

ユーザー 匿名投稿者 の写真

>FHH様
コメントありがとうございます。

1.土質は転石混じりの粘土質です。
 切り直し理由は本工事が付加車線工事でして、土砂の崩落により通行止めが発生しかねない状況でした。なので、早急な土砂撤去が必要だったためです。
 2度目の崩落は土留め壁もありましたので、ボーリング調査を実施しております。

2.付加車線工事ですので、すでに切り終わっている山を施工しております。現況の切土に対しても鉄筋挿入による補強が行われているので、効果的であると考えています。(供用開始から30年以上経っています。)

3.すみません、地質には詳しくなく節理と断層の違いが分かっていませんでした。
 地質調査結果によると断層との事です。緩勾配にすることで、現在確認できる断層部を除去できるとの考えです。

すみません。詳細な内容は工事に影響がでますので、ここまでとさせてください。

皆様貴重な意見ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。