潮位影響部で打設する生コンクリートについて

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標記のように潮位の影響を受ける現場で生コンクリートを打設する場合について質問があります.

1. 干潮時に生コンクリートを打設し,養生時に潮位上昇により海中下にあっても生コンクリートは分離しないものでしょうか.
2. 打設時に水中打設を行うならば水中不分離剤を混和する必要があるが,打設後(養生中に)水中に有る場合は水中不分離剤を混和しておく必要はないのでしょうか.

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

港湾では水中コンクリートのセメント量は370kg/m3以上と規定されています。多少の表面の洗われによる影響を考慮した配合と思われます。よって、1.については型枠で覆われていれば分離はしません。また、潮位によるゆっくり水面が上昇すれば分離は防げますが、表面や型枠の隙間が洗われるようでは分離を起こします。2.については、水中コンクリート(普通コンクリート)の水中部打設方法の注意点を港湾の共通仕様書や調べれば参考資料が多くあります。従って、不分離コンクリートが分離しない確実な材料ですが適切な方法をとれば分離を防げます。そして、σ28で呼び強度を確認すれば良いです。

ユーザー FHH の写真

ご回答者様

ご返信いただきながら二ヶ月以上の放置となりました事に
お詫び申し上げます.大変申し訳ありませんでした.

経過報告をいたします.

質問させて頂いた事項に関する案件につきましては,干潮時には完全に施工基面が露出するため,
打設計画を十分に行い打設後の管理や波浪に洗われない対策を講じることで水中コンクリートを
用いない方針となりました.

ご回答いただいた内容につきましては私の勉学が足らず,配合設計に関する知識が乏しい事から
十分な理解を得るに至っておりません.
今後は,ご提示いただいた仕様書等やその他参考書籍を基に理解を深めたいと思います.

ご回答者様,ご返信ありがとうございました.