コンクリート打設前の下地処理について

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コンクリート打設前の下地処理について質問です。

浄水場の濃縮槽内において、既存の水槽内にすり鉢状の傾斜したコンクリート(無筋)打設を計画しています。
水上でH850程度の打設高さになり、1日の打設量が大きくなるのと足場の確保が困難なため、3回(3層)に分けて打設予定です。

そこで既存濃縮槽の底盤(金コテ仕上)に目荒らし、もしくはプライマーの塗布は必要と思われますか?
また、ダムのようにコンクリートの打設を分ける際に行うレイタンス処理は必要でしょうか?

コメント

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既存濃縮槽の底盤と新規コンクリートの接合性が必要ならば、プライマーないしチッピングは必要です。
ダムに限らず、レイタンス処理というのはコンクリート分割打設する際には必ず必要です。
レイタンス処理剤でもいいし、人力によるレイタンス除去でも構いません。

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返信ありがとうございます。捨てコンのような感覚で捉えていましたが、やはり構造体でないコンクリートでもレイタンス処理は必要なんですね。
プライマーと散布形の打継剤で対応したいと思います。

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あ、いや、そんな解釈となるような説明はしていません。

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申し訳ございません、言葉足らずでした。
共通仕様書に『構造物の品質を確保する必要がある場合には、旧コンクリートの打ち継ぎ面を、ワイヤブラシで表面を削るか、チッピング等により粗にして十分給水させ、・・・』の『必要がある場合には』の記載があったので今回打設する新設のコンクリートは汚泥を槽の中心部に集める目的で打設するものであるため、躯体のような品質を確保する必要があるコンクリートには該当しないのでは?と感じた次第です。
レイタンス処理については過去に砂防ダムの打ち継ぎ箇所を打継剤と高圧洗浄で処理した経験があり、耐久性や水密性の観点からそれは当然必要だとは思ったのですが、今回の新設コンクリートの打継ぎ箇所も同じ性能が求められることに違和感があったのですが、示方書などを読んでいるとコンクリートを分割して打設する場合はレイタンス処理を必ず行わなくてはならないことが分かりました。
今回レイタンス処理を2000m2以上行うことになり、硬化後処理方法は現実的で無いと思われますが廃液の処理も考えると洗い出し不要のコンクリート打継剤の散布が妥当でしょうか?

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構造物の品質を確保する必要がある場合には、・・・・・圧縮強度など品質管理項目が出てくるものは品質確保の必要がある構造物です。必要のない構造物というと、均しコン、一部の間詰コンの類しかないと思います。

なぜ2000m2になるのか分かりませんが、打ち継ぎ処理(レイタンスと粗面)が必要なのはあくまで打ち継ぎ面だけです。ボックスカルバートでいえば、ハンチ付近で打ち継ぎますがその部分だけです。底面はブリージング水処理だけすればいい・

固まってから粗面処理するのは、今はやらない、もしくは出来ないと思います(人手不足だから)
ウォータージェットで飛ばすレイ処理剤(トライテックスあたりか?)も最近はやらないです。
今は、水飛ばし不要のレイ処理剤(ジョインテックスだったか?)が主流です。

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確かに現場の受け入れ試験から一通り品質管理をしますので、品質を確保すべき構造物ですね。水セメント比も55%以下に設定していることを考えても均しコンなどと同じ位置付けではないのは理解しました。
2000m2以上となるのは今回新規にコンクリートを打設する濃縮槽は直径約30mで2箇所ありまして、ほぼ水平に底盤全面に3層に分けてコンクリートを打設するためです。
そのため1回あたりの打設で行う打ち継ぎ処理は、ほぼ底版の面積積となってしまいます。レイタンス処理だけで1箇所あたりの処理面積がおよそ600m2とするとそれを2回で2箇所分考えると2000m2を超えてしまうことになります。
はじめはシンダーコンクリートを打設するような感覚でいましたが、認識を改めることができました。
検索してジョインテックスは見つかりましたので、レイタンス処理はこれで行うことにします。