置換基礎は従来型カルバート?

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お世話になります。
置換基礎は従来型カルバートの原則から外れると思いますか?

カルバート工指針p.9-11に従来型カルバートの適用範囲が示されています。
これから設計するボックスは、
解表1-1にしめされている、種類、土かぶり、断面の大きさは範囲内ですが、基礎形式が置換基礎(置換厚1.0m)を想定しています。
p.11の5)に原則の条件として直接基礎により支持されること とあります。
一方、p.12には従来型カルバートと同様の材料特性や構造特性を有すると認められるときには、適用を妨げるものではないとの記載があります。

私としては、5)のコメントは、杭基礎についての記載ですし、
置換基礎は、杭基礎と違いカルバート本体の断面力に影響するものでもないので、従来型カルバートと同様に慣用設計法でよいと考えています。
p.37 の文言を読んで、置換基礎=置換により対策をした直接基礎と理解しました。
一方、p.105では、剛性ボックスカルバートの基礎としては、直接基礎、置換基礎、杭基礎・・・・と直接基礎とは分けて記載されています。

従来型カルバートと位置付けるか否かで地震時の検討の有無が違ってきます。
ご教示の程よろしくお願いいたします。

コメント

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私が内容主旨理解していないかもしれませんが・・・・
通常、基礎形式は直接基礎と杭基礎しかありません。
そのなか、置換基礎は直接基礎です。
例えば、通常、基礎砂利を20~30cmくらい置き換えます。
地際面の支持力を整えるためですが、これにしてもある種の置換基礎と言えます。

そう考えると全体の整理がつくのではないでしょうか?

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PENさま
早速のご指導ありがとうございます。
私もそのような認識でいました。
置換は、構造物を直接基礎とするための基礎地盤対策である。と。
気になったのが、「カルバート工指針p.105」の一文です。
【ボックスカルバートの基礎としては、直接基礎、置換基礎、杭基礎等が考えられるが、設計実積ではその多くは直接基礎である。】
これを読み、「?」となってしまいました。

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堅牢岩盤上の構造物は砂利も入れない直接基礎ですね。
砂利20~30cmも現地盤を支持地盤とした直接基礎です。
それ以上の砂利を入れるとなると、置換基礎という文言なのでしょう。
直接基礎か杭基礎か? いやいや杭まで入れなくとも砂利厚を増やすことで何とかならないか?といった、杭との比較の上で置換基礎という言葉があると認識すればいいと思います。
置換基礎については、土工指針に昔から書かれていました。ただ、置換基礎と言っていたか・・・・改良地盤などと書いていたような記憶があります。

10年前くらいからでしょうか。2mくらいの置き換え基礎は頻繁に施工しています。
理由は1.杭より安かったこと 2.土工部との等沈下が期待できること でしょうか。

軟弱地盤上に道路を作ると、道路ばかりが下がって、構造物は杭が堅牢すぎて下がらないという事態がいっぱいありました。この改善策として置換基礎というのは理にかなっていると思っています。
なんでもガチガチにすればいいというのは先人の思考で、柔構造とでもいうか、全体的に追従するモノ造りが正しいと昔から思っていました(先人には相当否定されましたが・・・)。

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PENさま
納得のいくご説明、どうもありがとうございます。
自信をもって慣用設計法で対処したいと思います。
私は、過去の苦い経験(検査・監査等)から、ガチガチなマニュアル人間である。と自分でも思っています。
「ここにこうだって書いてるよね?」って言われたら何も言えません。
まだ5月。本質を理解することの大切さを意識することを目標に、先ずは今年度、過ごしたいと思います。
今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。