矢板工 出来形管理について

セクション: 
|
タグ: 
ユーザー 匿名投稿者 の写真

鋼矢板の施工に伴う出来形管理で変位というのがありますが、当方では矢板工の施工経験がなく管理方法が分からないです。
皆さんはどのように管理しているのでしょうか。また出来形写真の撮影方法もご教授頂けると助かります。

コメント

ユーザー ケルン の写真

国土交通省の矢板工を参考に記述します。①基準高▽±50、②根入長設計値以上、③変位ℓ 100となっています。
①は天端高さ、かつ矢板設置箇所の手前と向こうに高さの目印を出します。杭2本と水平+通り芯の釘というイメージです。
レベルでも良いですが、業者さんがレーザーを持っている場合もあります。
②は解釈にもよりますが、所定の根入れを確保するため深めに打つ必要があると考えます。
通常は本設の矢板の場合+10mm程度長い状態で搬入されるはずです。平均的な長さを確認し、基準高-50~+10の範囲にあれば根入れ長はOKと考えます。
③は①の丁張に逃げ釘を出しておいて、水糸やトランシットなどで矢板からの離れを測定し、変位を記録します。

その他現場条件等、そぐわない所は現場技術者の工夫のしどころです。確実に、かつ簡単にが理想です。
写真は上記の出来形のほか、作業状況と材料の確認です。矢板建込み・打ち込み状況・打ち込み完了のほか、矢板長の検測写真などです。
撮影頻度は仕様書を確認して設定し、不安であれば、監督職員に「こうしようと思いますがよいでしょうか」と確認するのが無難です。
あとで○○の写真は撮ってませんか?と言われても「忘れました」と言うしかありませんので。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

要するに矢板の左右振れのことですね。
打ち込むときも、どの位置に打ち込むかはどこかに基線(逃げセンター)を打っているでしょうから、そこから図った数値と実際の設計値との差が変位量です。
検査ロッドは40m/1か所だったと思います。
写真については上記を表すものを表現すれば良いです。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

お二人とも回答ありがとうございます。
施工の際は参考にして管理したいと思います。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

言葉ではまどろこしいというか。
管理表、段階確認表、写真などをみれば一目瞭然なのですが送れませんからね。