道路横断管渠に関して

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道路横断管渠に塩ビ管を使用する場合のデメリットはなんでしょうか?
また、基準やマニュアル、文献等に道路横断管渠に適さない記述がありましたら教えてください。

コメント

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 下水道管などに大々的に使われていますから、一般的に忌避する理由などありません。
 ただ、呼び経が一般管でΦ75~600、推進用ならΦ150~450しかありません。
 通常VPと呼ばれる配管仕様はΦ13~300、VUと呼ばれる薄肉配管仕様はΦ40~700です。
 強度が鐵ほど強くなく、衝撃にも弱いので載貨重次第で補強などが必要になります。
 要は適切な材料を適切に使用するだけのお話しで、自ら学ばない、考えることのできない方には何れの材料も不適切になります。

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国土交通省では、ヒューム管を標準とするとあります。でなければならないではありませんが。
経験上、道路横断管渠を塩ビ管で設計したことはありませんし、求められたこともありません。
下水道で大々的に使われているから、道路横断でもいいというのは違うと思います。
答えていただいてなんですが、最後の一文がどうかと思いまして。

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>国土交通省では、ヒューム管を標準とするとあります
 原文献の確認は致しておりませんが、おそらく排水の大断面を想定しているのだと思います。それでもあくまで原則です。
 以下を参照いただければ標準以外の計画が希でないことの実例になると思います。
 http://www.daipla.co.jp/product/hawer/hawer6_2.html
 http://www.kotaikyo.jp/index6-6.htm

 当初ご質問は「道路横断管渠に塩ビ管を使用する場合・・・に適さない記述・・・」で使用目的などの付帯事項は全く記載されておりません。道路横断管渠とは、道路縦断(進行方向)に対して、角度を有した方向(横断)に敷設する管渠で、全段面に限らず、道路横断面の一部、場合には歩道部のみでも横断に含まれます。また使用目的も下水に限らず、上水、瓦斯、電気、電話、石油製品など多種にわたります。小生の意見ですとまたどうかと思われるでしょうから一例としてhttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1498883424 「道路の横断暗渠工はHP管でも塩ビ管でも良いのか」、・・・設計は、如何に、低コストで、目的にあった設計に、出来るか・・・を挙げておきます。

 また 「道路横断でもいいというのは違うと思います」 知見がないことは仕方がありませんが、本管に対して取り付ける枝管は全て横断管渠です。参照 http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/kouji/shiryou/gesui/2610zumen/2610... 横浜市下水道設計標準図 合流式布設標準図 P14/267 合流式布設標準図  P15/267 分流式布設標準図。
 自ら学び、考える = 設計は、如何に、低コストで、目的にあった設計に、出来るか は単にマニュアルに拘泥し、粗探しをすることではなく、たとえ好ましくないとか、使用しないと記載されていたとしても、説明責任を果たし、証明して目的を達成するかにかかっています。当然指定や好ましいとされていても不適切なら使用しないことも含めてです。自分の立場のみに汲汲として、自分一人安逸を図ることとは違います。加えて客先が求めるとは、真の目的なのか、単に手段なのか、修飾語に過ぎなかったり歴史的な慣習に過ぎなかったり、すり替えていたりしていないか見極める必要があります。また、文章や口頭で表現されていないことは必ずしも真の要求枠外とは断言できません。「顧客は自分が何が欲しいのかわかっていない」のが当たり前です。
 とは申せ所詮鼻で息をする者ですから、間違えることも多々あります。願わくばタコマ橋のようなことは二度と起さない気構えだけは持ちたいものです。 

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塩ビ管というか可撓管ですね。
道路横断管使用へのデメリットはほとんどありません。
ただ、粗度係数が0.03くらい違うので、流速の関係はあるかと思います。
具体的には流速7m/sec以上は摩耗代を設けなさいというのが、砂防技術指針にあったかと思います。
また、その管だけ流速が速いと吐け口があふれるという懸念はあるかもしれません。
あとは、火災でしょうね。石油素材は燃えちゃいますからね。

道路横断管は剛性管を基本としていることは、旧建設省要領に記載していました。
その時代は高強度の可撓管は少ない時代でしたし、検証も出来なかったこともあるかと思います。
近年は可撓管を道路横断に使うことはすべてではありませんがやっています。
ただし、コンクリート業界の政治的影響力も少なからずありますので、すべてが可撓管になることはないと感じます。