舗装設計 路床CBRの設定

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CBRが3未満の現状路床を改良した場合のCBR設定方法について教えてください。
舗装設計便覧 H18.2 P71 では、
安定処理の場合⇒改良層の下から20cmは、設計CBRと現状路床CBRの平均値
置き換えの場合⇒改良層の下から20cmは、現状路床CBR
としています。
この違いの理由は何なのでしょうか?
安定処理の場合は路床が固結するため不安定化が起こりにくいため平均とし、
置き換えの場合は、良好な土質で入れ替えるだけであり安定処理に比べると不安定化が起こりやすいから
という理由なのでしょうか?
リテラ等を用いて地上で軟弱土を改良して路床入れ替えを行うESR工法の採用する場合は、
置き換え?路床安定処理?どちらになるのでしょうか?
私は、上記工法も安定処理工法なので、改良層の下から20cmは、設計CBRと現状路床CBRの平均値で良いと思います。

コメント

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(1)安定処理と置換えの最下層CBRの取扱について
室内CBR試験と現場での違いを考えてみて下さい。
現地盤の強度が低い場合、十分な転圧ができず、
室内CBR試験時の締固め度に達していないと思われます。

したがって、置換は良質材を使っても、現状路床CBRくらいは出ているけれども、
平均値までは達していないだろう。ということで現状CBR。

安定処理は、それから時間を置くと硬化が始まりCBRが向上する。
ただし、室内CBRほどではない。よって平均値。

(2)ESR工法について
工法については、よく存じ上げないですが、
A)地上で改良後に仮置きして硬化時間が経過した後、路床材として使用したなら置換。
B)改良直後に路床材として使用したら安定処理。
なお、室内CBR試験の方法も、A、Bの施工方法に見合った試験方法を行う必要があります。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

nomkei様 回答ありがとうございました。
(1)で回答を頂いた文献等があれば教えて頂けないでしょうか。
また、その後NEXCO設計要領 第一集 舗装編 H20.8 東日本高速道路株式会社 P9にも似たような記載があることを見つけました。

(2)について、
本工事は、改良して直ぐ敷均しを行いますのでB)で対応を図りたいと思います。
また、ESR工法の配合試験では安全率25%を規定しており(CBR20%であれば25%を確認)ので
かなり余裕を見込んでいるので、現状土と同等は安全側にしすぎと思います。
以上、どうもありがとうございました。